愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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絹本著色観経曼荼羅(けんぽんちゃくしょくかんぎょうまんだら)

分類 県指定
種別 絵画
所在地 豊田市幸町
所有者等 隣松寺
指定(登録)年 昭和55年(1980)
時代 南北朝
絹本著色観経曼荼羅

絹本著色観経曼荼羅

一幅 縦217cm、横117cm 軸仕位
観経変相としては、当麻曼荼羅が最も周密な図相で、かつ有名であるが、本図は経のうち十六観をのみ取上げて図化したものである。同じく十六観図では、京都長香寺の一幅が知られているが、本図とは全く図相を異にするものである。本図の図相は、知られる限り唯一のもので注目に値する。本図は、図様を3段に分かち、各段にそれぞれ阿弥陀三尊を中央部に配する。とりわけ、中段の阿弥陀は、3段中で最も大きく、かつ阿弥陀を取りまく菩薩衆の数も多くにぎやかな配分をとっている。最上部の中央に朱地に金泥(でい)をもって楼閣と霊鳥を描いた日輪を描く。この日輪の外上部に日没観と金泥描きした朱地の短冊型を横ざまに置く。以下第二水観に始まって第十六下品生想観にいたるまで、それぞれしかるべき位置に短冊型に観想の名目を書いて配置し、浄土の妙相をえがいたものである。

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