愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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熊野神社射小屋並びに南山矢取塚(くまのじんじゃいごやならびになんざんやとりづか)

分類 県指定
種別 建造物
所在地 碧南市大浜上町一丁目2番地
所有者等 熊野神社
指定(登録)年 昭和30年(1955)
時代 江戸

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射小屋

射小屋

■指定理由

熊野神社の奉射神事は、徳川家康の矢場許可のお墨付を得て盛んに行われ、現在にも引き継がれている。
弓場は、境内に、南北方向に構えられ、北端に射小屋、南端には、的が据えられる南山と矢取塚が設けられ、江戸時代における弓道場の構造をよく伝えている。

■詳細解説

南山矢取塚

南山矢取塚

熊野神社の奉射神事は、徳川家康が矢場許可のお墨付を与え、弓道奨励の永代御神的料を献じて江戸時代に盛んであり、今日に受け継がれている。弓場は境内の東方に南北方向に構えられ、射小屋が北端、南山、矢取塚が南端に設けられるが、古式を示して損傷も少なく伝えられているとして県指定の文化財とされている。射小屋は平屋建、入母屋造(いりもやづくり)、桟瓦葺の建物で、床は前面両脇を板張とする以外は土間である。神事は直径6.5センチメートルの金的を射当てて競射に入るが、金的を射当てた者が奉納した奉納額が内部に数多く掲げられて、露出した架構とともに独特の空間を形作っている。射小屋の南へおよそ33メートル離れて南山が築かれ、神事ではこの前面に的が据えられる。南山は高さ3メートルほどの尖頭形の土造壁で、上部に板葺の屋根を架ける。南山の斜め前方にある矢取塚は南山と同形の土造壁で高さは2メートル近く、上方隅に覗き穴をあけ銅板葺の屋根を架ける。(溝口正人)

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