愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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黒門(くろもん)

分類 県指定
種別 建造物
所在地 豊川市萩町大門17
所有者等 龍源寺
指定(登録)年 昭和30年(1955)
時代 江戸

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外観

外観

■指定理由

龍源寺の総門にあたる黒門は、一間一戸の薬医門で、切妻造、屋根は桟瓦葺とする。古くから黒色に塗られているために黒門と俗称されている。
表面の蟇股は、内側にはそれぞれ牡丹と獅子を彫り、外側は板蟇股として文様も簡単となる。木鼻の繰りや、斗きょう等の細部とともに桃山時代から江戸初期における意匠をよく伝えている。

■詳細解説

この寺院は初め萩原寺と言われ、1200年頃は真言宗の寺であったと云われています。一時、衰退していたのを新たに曹洞宗として延徳2年(1490年)に開創されました。寺院は元禄12年から享保5年頃(1699~1720年)に現在の規模に整備された。黒門は当寺の総門に当たり、黒色に塗られているために黒門と呼ばれました。創建及び沿革等については明らかではないが、江戸初期のものと考えられている。黒門の規模は正面1間、奥行1間、切妻造、桟瓦葺、南向きに建つ。親柱は棟通りの少し前に建ち、控柱が後方に建つ薬医門。親柱間は冠木と呼ばれる幅広の横木を載せ、親柱と控柱の間は腕木(横木)を渡し、その上に板蟇股(板状の股形部材)を立て棟木を支え、腕木の両端に桁を置き屋根を支えている。この板蟇股の内側には牡丹と獅子、外側には円型の三つ葉文様が彫ってあり、組物等に江戸初期の特徴を残す。(細野耕司)

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