愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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賀茂神社本殿(かもじんじゃほんでん)

分類 県指定
種別 建造物
所在地 豊橋市賀茂町字神山2
所有者等 賀茂神社
指定(登録)年 昭和36年(1961)
時代 寛永元年(1624)

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外観正側面

外観正側面

■指定理由

賀茂神社の創建は、白雉元年(650)とも天平元年(729)とも伝えられ、山城国賀茂雷神社を勧進したものという。
現在の本殿は、一間社流造で屋根を檜皮葺とする。一間社としては規模も大きく、木割も太く堂々としており、彫刻や絵様も優美な社殿である。

■詳細解説

外観側背面

外観側背面

神社の創立は白雉元年(650)とも天平元年(729)とも伝えられ、山城国賀茂別雷神社を勧請したという。現在の本殿は、棟札によって寛永元年(1624)の建立であることが知られる。
一間社流造、檜皮葺の社殿で、身舎(もや)の四周に先端を刎ね上げた刎高欄(はねこうらん)付きの縁を廻らす。正面には五段の木階と浜床(はまゆか)を設ける。身舎の柱は円柱、庇の柱は面取角柱とし、この柱間に繋海老虹梁(つなぎえびこうりょう)を渡す。身舎正面の柱間には菱格子戸4枚を入れ、その奥三尺程の位置にさらに柱筋を設け、ここに板唐戸を吊って身舎を前後二室に分割する。ただし、内法長押は身舎正面の柱で内側へ折れて回り込んでいるので、身舎正面の柱間装置は後補で、もとは正面吹き放しの前室であったと思われる。
この本殿は、一間社としては規模も大きく、木割も太く堂々としており、彫刻や絵様も優美である。また、背面にも縁を廻らす点や、身舎背面の柱間に間柱を立てる点、床下空間を斎場として使用する点に特色がある。(岩田敏也)

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