愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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津島神社南門(つしまじんじゃみなみもん)

分類 県指定
種別 建造物
所在地

津島市神明町1

所有者等 津島神社
指定(登録)年 昭和43年(1968)
時代 慶長3年(1598)

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外観

外観

■指定理由

南門は神社の正面に位置し、四脚門の形式をとり、屋根は檜皮葺とする。社伝では、慶長3年(1598)7月、豊臣秀吉の発病に際し、秀頼の発願により、清洲城主福島正則が建立したとされていたが、解体修理に際しても、巻斗、肘木などから慶長3年8月の墨書銘が確認されている。
木鼻、紅梁、蟇股などよく桃山時代建築の特色が認められる。

■詳細解説

当社は、元和6年(1620)に徳川義直より1293石余りが黒印地として配され、寛文5年(1665)には将軍家綱より朱印状が発給されている。現在、境内には蕃塀(透垣)、拝殿、回廊、祭文殿、釣殿(渡殿)、本殿が南北軸線上に一直線に並ぶが、南門はその前方に建ち、墨書から慶長3年(1598)の建立とみられている。南門は、桁行17尺2寸5分、梁間15尺、四脚門、切妻造、檜皮葺である。柱は、主柱を丸柱、控柱を面取角柱として礎石上に立て、全体を丹塗とする。正背面の控柱間では横材を一切通さず開放しており、斗きょうは実肘木付の出三斗(でみつど)とし、主柱間では、内法高に虹梁(こうりょう)を渡し、両妻に大型の木鼻を出し、虹梁上には大型の板蟇股をおき、虹梁下を開放している。また、主柱上部では柱径を細めて大瓶束(たいへいづか)のような扱いとし、両妻を頭貫で結び、端に木鼻を出し、柱頂には実肘木付の出三斗をおき、中備に実肘木付の平三斗(ひらみつど)を2具入れて化粧棟木を支えている。この門は、四脚門ながら鳥居から蕃塀・拝殿・本殿とつづく南北の中軸線上に建つ雄大かつ優美な門である。(杉野 丞)

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