愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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津島神社本殿(つしまじんじゃほんでん)

分類 国・重要文化財
種別 建造物
所在地 津島市神明町1
所有者等 津島神社
指定(登録)年 大正9年(1920)
時代 慶長10年(1605)

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外観

外観

■指定理由

津島神社本殿は、棟札によれば慶長10年(1605)の建立とされる。三間社流造で、屋根は檜皮葺とし、蟇股内の彫刻に平面文様的な室町末期の様式と、立体写生的な桃山式が混在しているところは様式の推移を知るうえでも注目される。
規模は雄大であり、装飾も豊富で、県内の神社建築のなかでは、有数の傑作といえる。

■詳細解説

津島神社は、承安5年(1175)の七寺蔵の大般若経に「伊勢内外(中略)多度、津嶋、南宮」とあり、この頃には式内大社の伊勢国多度、美濃国南宮と同格の扱いを受け、応永10年(1403)の梵鐘に「津嶋牛頭天王」とあり、この頃には牛頭天王(ごずてんのう)と呼ばれていた。 本殿は棟札によれば慶長10年(1605)に建立されており、願主は清州城主松平忠吉の妻、大工を岡本勘右衛門吉正、棟梁を岡本與兵衛吉家他としている。本殿は、三間社流造 檜皮葺の大型の社殿である。桁行3間、梁間2間の身舎(もや)と桁行3間、梁間1間の庇(ひさし)からなり、その周囲に高欄付の切目縁を廻らし、正面に5級木階を設けている。柱は身舎柱を丸柱とし、庇柱を面取角柱とし、身舎では、柱間に縁長押、内法長押、頭貫を廻らし、斗きょうは三斗・実肘木とし、身舎正面では両開き板戸を吊っている。妻は二重虹梁・大瓶束としている。本殿の彩色は、全体を鮮やかな丹塗とし、本蟇股の彫刻、庇柱の木鼻彫刻、手挟彫刻に極彩色を施し、破風と身舎正面の板扉には飾り金具を打つなど、これらの彩色と装飾が社殿の華やかさを一層増している。(杉野 丞)

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