愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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甚目寺三重塔・東門(じもくじさんじゅうのとう・ひがしもん)

分類 国・重要文化財
種別 建造物
所在地 あま市甚目寺東門前24
所有者等 甚目寺
指定(登録)年 昭和28年(1953)
時代 三重塔 寛永4年(1627)、東門 寛永11年(1634)

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三重塔

三重塔

■指定理由

尾張四観音の一つである甚目寺は、推古天皇5年(597)の創建と伝えられており、境内からは白鳳期の瓦も出土している。
現存する三重塔は、各層とも三間四方であり、屋根は本瓦葺とする。江戸時代の建立でありながら、和様の伝統を遵守した優美な姿となっている。
東門は、2本の主柱の前後に4本の控柱の付く四脚門であり、屋根は切妻造、銅板葺としている。

■詳細解説

東門

東門

甚目寺は尾張四観音の一つで、現在は真言宗に属する古刹である。現存する三重塔は寛永4年(1627)、東門は寛永11年(1634)の建立とされる。
三重塔は各層とも三間四方で柱は全て円柱、屋根は本瓦葺である。初層には擬宝珠高欄(ぎぼしこうらん)を付けた縁を廻らし、東側の正面中央に5段の木階(もっかい)を設ける。二層目・三層目の縁には先端を刎ね上げた刎高欄(はねこうらん)を付す。各層ともに四面の柱間は中央を両開き板戸、脇間を目透かしの無い連子窓(れんじまど)とする。また柱上の組物も各層とも手先が三つ前に出る三手先斗きょう(みてさきときょう)を用い、斗きょうには斜め下前方に突出する尾垂木(おだるき)が付く。
江戸時代の建立でありながら和様の伝統を遵守した優美な三重塔である。
東門は二本の主柱の前後に四本の控柱が付く四脚門(しきゃくもん)で、切妻造、銅板葺、主柱・控柱とも円柱の大型で雄大な門である。(岩田敏也)

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