愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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旧菅島燈台付属官舎(きゅうすがしまとうだいふぞくかんしゃ)

分類 国・重要文化財
種別 建造物
所在地 犬山市内山1(明治村)
所有者等 財団法人 明治村
指定(登録)年 昭和43年(1968)
時代 明治6年(1873)

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全景

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■指定理由

灯台の設置された菅島は、伊勢湾の入り口、鳥羽沖に位置する。灯台は明治6年(1873)7月に点灯されたので、この付属官舎の建設もその頃と考えられる。
煉瓦造で桟瓦葺の洋式住宅と、同じく煉瓦造で桟瓦葺の倉庫(油庫)で構成されている。

■詳細解説

菅島燈台は、伊勢湾の入口、鳥羽沖合の菅島に建てられた。品川燈台がフランス人技術者によって建てられたのに対し、菅島燈台はブラントンを頭とする工部省燈台局のイギリス人技術者の設計監理になる。明治初期の洋式燈台では、燈火の管理も外国人によっておこなわれたため、付属官舎も煉瓦造の洋式住宅が建てられた。正面ベランダの左端に便所が作られ、建物内は主要5部屋と台所と小さな物入れに別れ、油庫が別棟となっている。
イギリス積煉瓦造の壁に木造の洋小屋を組み、桟瓦を葺く。軒樋は鉄板の折板で三角形断面である。ベランダの出入口は内開きのガラス扉に外開きの鎧戸(よろいど)を備え、上部に半円形の欄間を開ける。窓は上げ下げ窓でやはり鎧戸を備えている。各窓上部の煉瓦積みは水平アーチとして積まれている。外部周りの塗装は白ペンキであるが、内部建具、幅木などの塗装は木目塗である。
建物に使われた煉瓦や瓦は地元の産で、近くの島、渡鹿野島(わだかのじま)の瓦屋竹内仙太郎が焼いた旨の刻印がある。(西尾雅敏)

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