愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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旧名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎(きゅうなごやこうそいんちほうさいばんしょくさいばんしょちょうしゃ)

分類 国・重要文化財
種別 建造物
所在地 名古屋市東区白壁1-3
所有者等 国(文科省)(名古屋市管理)
指定(登録)年 昭和59年(1984年)
時代 大正11年(1922年)

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現・名古屋市市政資料館外観

現・名古屋市市政資料館外観

■指定理由

旧名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎は、戦前に建築された8か所の控訴院(現在の高等裁判所)のうち、現存する最古の庁舎とされる。
煉瓦及び鉄筋コンクリート造の3階建で、屋根は銅板葺とする。赤い煉瓦壁と白い花崗岩の色調の対比が美しい官庁建築であり、現在は名古屋市市政資料館として活用されている。

■詳細解説

大階段上の吹抜け

大階段上の吹抜け

旧名古屋控訴院(こうそいん)地方裁判所区裁判所庁舎は、大正半ばから5ヵ年の工期をかけて大正11年(1922)に完成。戦前に造られた8ヶ所の控訴院(現・高等裁判所)のうち、今も現存する最古の庁舎とされる。
庁舎は中央にドームをいただく、煉瓦造3階建、延床面積約7,000m2の大建築。南側正面の建物長さは約70mあり、1階は模造花崗岩とレンガを交互に積み重ねた基礎階。2階以上は白い柱とその間の赤レンガの壁で、色彩のコントラストがほどよい。
平面は日の字型で、正面玄関のある中央に大階段と吹き抜けがある。この庁舎の見所のひとつ。工事計画総推主任は司法技師山下啓次郎、設計監督工事主任は金刺森太郎。
戦後、法制度の変更により、名称が変ったため、名古屋高等裁判所として知られる。昭和54年(1979)、裁判所は、三の丸の現在地へ移転。旧庁舎は取壊しが予定されていたが、保存運動の結果、現地保存されることになった。現在、名古屋市市政資料館として使用されている。(瀬口哲夫)

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