愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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観福寺本堂内宮殿(かんぷくじほんどうないくうでん)

分類 国・重要文化財
種別 建造物
所在地 東海市大田町天神下ノ上5
所有者等 観福寺
指定(登録)年 昭和59年(1984)
時代 宝治2年(1248)

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外観

外観

■指定理由

観福寺は寺伝によれば大宝2年(702)行基の創建とされるが、現在の本堂は寛文5年(1665)に尾張2代藩主徳川光友の造営によるものである。
本尊の十一面観世音菩薩を安置する宮殿は、桁行一間、梁間一間の入母屋造、こけら葺で、背面板壁の墨書により宝治2年(1248)の建築と知られ、年代の確認できる基準作として価値が高い。

■詳細解説

寺は、雨尾山と号し、天台宗に属し、十一面観音菩薩(平安後期・県文)を本尊とする。創立は、棟札によれば大宝2年(702)行基によって開かれたと伝える。宮殿は、本尊を安置し本堂内に祀られ、建物の背面の墨書により、宝治2年(1248)の建立であったことが分かる。宮殿は、桁行1間、梁間1間、入母屋造、妻入である。正面には方立、脇羽目を入れて双折桟唐戸を吊り、柱間には下部に横連子の格狭間を嵌め、柱上に頭貫を通し、先端に木鼻を出し、柱上に尾垂木付の三手先斗きょうをおき、両脇には本蟇股を入れている。この宮殿は、木鼻に大仏様と呼ばれる繰形が施されている点に大きな特徴がある。さらに、柱の大面取り、蟇股、斗きょうにも鎌倉時代の建築様式が認められ、しかも、建立年代が明らかな点でも貴重である。(杉野 丞)

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