愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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名古屋市東山植物園温室前館(なごやしひがしやましょくぶつえんぜんかん)

分類 国・重要文化財
種別 建造物
所在地 名古屋市千種区田代町瓶杁1番地41
所有者等 名古屋市
指定(登録)年 平成18年(2006年)
時代 昭和12年(1937年)

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全景

全景

■指定理由

名古屋市東山植物園温室前館は、昭和12年(1937)東山植物園の開園に合わせて建設された。
建物は、トラス構造の鉄骨造で、全面ガラス張であることから、当時「東洋一の水晶宮」といわれた。

■詳細解説

前館内部

前館内部

名古屋市東山動植物園は、明治23年(1890)創設の私立波越(なみこし)教育動植物苑に始まる。大正6年(1917)、名古屋市に寄付された。明治42年(1909)開園した鶴舞公園内に移転し、名古屋市立鶴舞公園附属動物園として開園。
東山に移転することになり、動物園開園に先立って、昭和12年(1937)3月3日、東山植物園が開園。開園に間に合わせるように、東山植物園温室が建設された。開館当時は前館(鉄骨造)と後館(木造)があったが、現存する温室前館面積は約596m2
全面ガラス張の温室前館は、最高高さ12.4m、全長66mと大きなもの。このため、屋根組みはトラス構造の鉄骨造。鉄骨架構(かこう)の主要部は電気熔接による。
中央に中央椰子室、東翼にシダ室、西翼に多肉植物室を配し、中央椰子(ヤシ)室と両翼部を花卉(かき)陳列室でつないでいる。当初、床下暖房方式で室温を摂氏18.3度に保つように設計されていたという。当時、「東洋一の水晶宮」といわれた。設計は名古屋市建築課。(瀬口哲夫)

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