愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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旧加藤商会ビル(きゅうかとうしょうかいビル)

分類 国・登録文化財
種別 建造物
所在地 名古屋市中区錦1-15-17
所有者等 名古屋市
指定(登録)年 平成13年(2001)
時代 昭和6年(1931)頃

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正面

正面

■登録理由

納屋橋東詰北側の角地に建つ鉄筋コンクリート造3階建地下室付の事務所ビル。東南角をアールにして正面玄関を設け、堀川に面する西面を4階建に見せるなど立地を生かした造りとする他、煉瓦調のタイルや柱頭飾りなどに大正期の建築意匠的特徴がうかがわれる。

登録の基準 国土の歴史的景観に寄与しているもの

■詳細解説


堀川側外観

堀川に架かる納屋橋の東詰北側の角地にある事務所建築。もともとあった煉瓦造の加藤商会の建物を取り壊し、昭和6年(1931)頃、耐震性の高い鉄筋コンクリート造3階建に建て直した。
加藤商会は、当時、シャム(現在のタイ)から米などを輸入する商社で、こうした関係から、昭和10年(1935)、社長の加藤勝太郎は、シャム国名誉領事に任命された。
加藤商会は輸入業務を行っており、堀川の舟運を利用することが便利であったので、堀川に面した地下階西側に出入口を設けた。
広小路側については、玄関を設けた東南角を丸くし、その部分のパラペットを周囲より高くし、正面性を強調している。1階部分は石貼風に仕上げ、2、3階部分は煉瓦タイル張とする。
平面は東西約10.1m、南北約7.6mで、建築面積約77m2、延べ床面積約319m2。内部には、事務室や応接室などがあった。(瀬口哲夫)

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