愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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明治村シアトル日系福音教会(めいじむらシアトルにっけいふくいんきょうかい)

分類 国・登録文化財
種別 建造物
所在地 犬山市内山1(明治村)
所有者等 財団法人 明治村
指定(登録)年 平成16年(2004)
時代 明治40年(1907)頃

※ 別ウインドウで開きます

正面全景

正面全景

■登録理由

木造2階建、寄棟造、シングル葺で、両妻に屋根窓を載せる。我国へも明治末に導入されたプラットフォーム構法で、外壁は小口留の細かな下見板張とする。太い角柱で支えた玄関ポーチと2階ベイ・ウィンドウで変化をつけ、正面側の窓台は細かな持送りで受ける。

登録の基準 造形の規範となっているもの

■詳細解説

関ホール

玄関ホール

20世紀初頭、アメリカ東海岸シアトルは漁業と林業の基地として発展した。その高台の新興住宅地に建てられた建物である。大量生産規格木材で作られており、2×4(2インチ×4インチ)工法の先駆的な実例である。当初はアメリカ人住居であったが、後、日本人移民が住まい、戦後、福音教会として使われた。
1階を高床にし、地下室を設けている。1階床は2×10の構造材を根太に並べ荒床板を斜めに張って床下地とし、仕上げ板を張り重ねる。2階床には2×8の材を根太として並べる。小屋組材は2×4の材で、屋根はアメリカ杉の割板葺きである。玄関側と背面の両妻屋根面に屋根窓を載せているが、飾りに過ぎない。外壁は2×4を約40cm間隔に建て、捨て板を張り、更に下見板を張ってペンキ塗り仕上げである。内壁は木摺り打ち漆喰塗り仕上げである。上げ下げ窓は上下の建具長さが異なり、開口幅が狭い。
内外の飾り(軒飾り、手摺、窓台等)は既製品を取り付けている。玄関ポーチの太い柱は、2×4四本を立てて板で囲って箱型の柱に作る。(西尾雅敏)

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