愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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明治村ハワイ移民集会所(めいじむらハワイいみんしゅうかいじょ)

分類 国・登録文化財
種別 建造物
所在地 犬山市内山1(明治村)
所有者等 財団法人 明治村
指定(登録)年 平成16年(2004)
時代 明治22年(1889)頃

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全景

全景

■登録理由

基督教組合派の岡部次郎牧師が建設した教会。バルーン・フレーム構造の平屋建で、鉄板葺の切妻屋根は軒先で緩勾配とする。隅柱付の下見板張で上げ下げ窓を開く。正面軒高にコーニスを飾り、換気口や入口上ペディメントと共に反復する三角形で意匠をまとめる。

登録の基準 造形の規範となっているもの

■詳細解説

明治元年(1868)、日本から最初の移民153人がハワイへ渡った。無許可渡航であったが、ハワイ開拓の先駆者となった。
この建物は当初、ハワイ島ヒロに日本人牧師岡部次郎によって造られた日本人のための教会であった。後、集会所となり、さらに地元新聞社が使い、最後は倉庫として残った。2×4工法が発生する前の工法で、同種の規格木材を組み立てるもので、バルーン・フレーム構造という。大波鉄板葺きの屋根をほぼ60度の急勾配に作り、下部を折って軒先を緩勾配に変化させている。正面の意匠は教会の雰囲気を意識して整えられている。屋根破風の鋭角線、換気口の三角形、入口上ペディメントの三角形、そして入口、緩いアーチ型の橋を建物の中心軸に並べている。入口を入ると左右に玄関間のような狭い空間がある。
建物が高床に作られ、床下四周が疎らな板で囲まれ、さらに建物周囲に板塀が巡らされていた。入口がアーチ型の橋となっている理由は、周辺が湿地帯であったためである。(西尾雅敏)

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