愛知県の国・県指定文化財と国の登録文化財

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伊藤家住宅正門及び築地塀(いとうけじゅうたくせいもんおよびついじべい)

分類 国登録
種別 建造物
所在地 津島市橘町4-87
所有者等 個人
指定(登録)年 平成21年(2009年)
時代 昭和33年

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正門

正門

■登録理由

敷地東辺の南寄りに建つ。間口4.6mの三間薬医門、桟瓦葺で、両側に袖塀を付ける。間口は幅2.4mで板戸と格子戸を引分けとし、北脇間を潜戸とする。軸部や扉などを名栗仕上げとする野趣ある外観である。築地塀は正門の西奥に位置し、練塀で、延長11m。

登録の基準 国土の歴史的景観に寄与しているもの

■詳細解説

現在、蕎麦処水鶏庵(くいなあん)として利用されている伊藤家住宅は、日本庭園と茶席等で構成されている。これらは、元々、伊藤新左衞門の住宅として整備されたものである。
伊藤新左衞門(明治37年~平成9年(1904~97))は、愛西市(旧海部郡佐織町)で生まれ、藍商、毛織物商の店員を経て、昭和6年(1931)、伊藤新商店を構えた。さらに、昭和11年(1936)、製造業に進出、伊藤新毛織株式会社社長に就任する。戦時中、一時中断したが、昭和23年(1948)伊藤新産業株式会社を設立し、毛織物製造を再開した。伊藤新左衞門は、経営者だけでなく、戦後は、幼稚園の設立を支援するなど教育者としても社会に貢献している。また、彼は美術品収集、茶道などを嗜むなど、風流人でもあり、複数の茶席を持つに至った。伊藤新左衞門は、昭和6年(1931)に伊藤新商店を構えた後、昭和7~11年(1932~36)、自宅と蔵を新築している。これが伊藤家住宅整備の始まりである。
正門及び築地塀は、昭和33年(1958)に移築されたという。瓦葺、切妻造の薬医門。柱、梁及び扉など木部にはつり目を付けている。また、両脇に袖塀が付く。一文字葺、土壁、腰板の構成で、格子窓を開ける。築地塀は正門と同時に整備されており、正門を入ったアプローチ沿いに建つ。粘土と瓦を交互に積み重ねた土塀で瓦屋根を付けている。

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