海部地域におけるいちご栽培の歴史は古く、大正10年に自家消費用としてアメリカから導入した品種を栽培したのが始まりとされています。
昭和10年頃から市場出荷が始まり、昭和25年に津島市で露地いちご組合が結成されたことを契機に周辺にも栽培が普及し、各地で組合が作られたことで、県内でも早くからイチゴ産地が形成されました。
現在は、組織再編を経てJAあいち海部に「あまイチゴ組合」、JA海部東に「神守いちご生産組合」の共販2組織があり、品種は「ゆめのか」を16.4haで栽培しています。
写真1 栽培の様子(左:土耕栽培 右:高設栽培)
多収・大果で食味の良い愛知県育成品種である「ゆめのか」は、当地域の気候や栽培に合っていたこと、『おいしい、つやが良い』と消費者の評判が高かったことから導入が進み、平成28年作から全量「ゆめのか」となりました。中京市場を中心に11月から5月まで「海部のイチゴ」として出荷しています。
写真2 様々な出荷規格(左:レギュラーパック、右上:デラックス、右下:業務用)
「ゆめのか」は、とてもジューシーで絶妙な甘さと酸味のバランスが良く、大粒で鮮やかな赤色が特徴のイチゴです。
みんなの「夢のかなう(ゆめのか)」イチゴを是非食べてください!!
農林水産部農業経営課普及企画グループ
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