(タイトルロゴ)-早出し-イチゴ

 岡崎・幸田地域特産
【平成19年5月31日掲載】
【令和3年11月11日改訂】

岡崎・幸田地域

産地

 岡崎・幸田地域では戦前からイチゴの栽培が始まり、昭和30年代には生産組織が整備され共選出荷が始まりました。昭和45年頃に栽培面積がピークを迎え、その後は面積、人数とも減少していますが、苗の短日夜冷処理による作期の前進化、優良品種や優良無病苗の導入、高設ベンチ等のハウス装備の拡充、栽培技術の高度化により、産地規模を維持しています。
 令和2年作では、生産者70戸、栽培面積約16.5ha、生産額は約12億円と県内有数の産地です。

写真1 栽培の様子(上:高設栽培、下:土耕栽培)
写真1 栽培の様子(上:高設栽培、下:土耕栽培)

特徴

 品種は「紅ほっぺ」と「とちおとめ」を栽培しており、11月上旬から本格出荷を開始する「早出し」を特徴とする産地で、翌年5月下旬までが収穫期間です。よりおいしいイチゴを消費者に届けるため、荷傷みの少ない簡易規格や通いコンテナ出荷にいち早く取り組み、新鮮な状態での出荷に取り組んでいます。
 「紅ほっぺ」は、大玉で甘味と酸味のバランスが良く、業務用から生食用まで幅広い用途で出荷されています。
 厳格な出荷規格や、季節毎の目揃会により出荷物の品質は高く、毎年開催される愛知県いちご品評会でも常に上位に入賞し、実需者からも高く評価されています。

写真2 目揃会で出荷基準をチェック
写真2 目揃会で出荷基準をチェック

新たな取り組み

平成28年度に「いちご産地活性化プロジェクトチーム(構成員:生産者、JA組織、行政機関等)」が構成され、産地と関係機関が連携し、さらなる産地活性化のため新規就農者の育成に力を入れています。 令和元年度からは研修生を受け入れ、JAあいち三河の「新規就農サポートセンター」と「いちご塾」を中心とした就農支援に強力に取り組んでいます。

ちょっと一言

1〜2月頃には、一粒60g以上の「でかほっぺ」が流通しますので、口いっぱいにほおばって贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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写真3 でかほっぺケーキでPR

執筆:西三河農林水産事務所 農業改良普及課


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