ペコロスは、直径3〜4cm程度の甘みが強い小型のタマネギです。栽培の歴史は大正時代に始まり、一時は生産量で全国シェア80%を占めました。現在は、日長(ひなが)ペコロス生産組合の部会員14名が、4月下旬から8月中旬まで、約40tを京浜市場、中京市場へ出荷しています。
写真1 収穫作業中のペコロス
ペコロス栽培は、ほとんどが手作業で、苗を密に定植し、収穫、出荷するまで、非常に多くの労力をかけています。大量の種子が必要であるため、自家採種を行っています。
写真2 ペコロス出荷箱
写真3 出荷を待つペコロス
生産者は、小さなペコロスに愛情を込めて、1球ずつ大切に出荷しています。カレーやシチューなどの煮込み料理のほか、蒸したり焼いたりして丸ごと食べられる野菜です。ころんとかわいいペコロスを食卓へどうぞ。
農林水産部農業経営課 普及・営農グループ
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