天狗なす

  北設楽郡特産            【平成21年8月7日初回掲載】
                              【平成29年6月20日第1回改訂】

                

産地

  設楽町津具地区を中心に戦前から栽培されてきた在来のナスです。時折、「天狗の鼻状の奇形果」が発生することから、地元に伝わる天狗伝説にちなんで「天狗なす」と名付けられました。現在はあいちの伝統野菜に選定され、設楽町及び豊根村で約37a生産されています。
 7月中旬から10月中旬にかけて、名古屋市内の市場へ出荷されるほか、地元の道の駅や直売所などでも販売されています。

写真1−1
写真1-1 栽培風景


写真1−2
写真1-2 天狗の鼻状の突起が面白い天狗なす

特徴

 果実の形状は長卵系で、紫〜淡紫色をしています。最大の特徴は果実の大きさで、1本で400〜700gになり、普通のナスの4〜5本分もあります。

写真2

ちょっと一言

 果肉がやわらかく、水分を多く含んでおり、加熱するととろける食感です。炒め物、漬物など様々な調理法がある中で、この食感を活かした焼きなす(皮付きのまま丸ごと焼いた後、皮を剥いてショウガ醤油で食べる)が一押しです。

写真3

執筆:新城設楽農林水産事務所 農業改良普及課


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