(タイトルロゴ)ウメ

  新城地域特産            【平成19年6月25日初回掲載】
                               【平成21年3月31日第1回改訂】
                               【平成29年6月20日第2回改訂】

               新城地域 

産地

  鳳来地区を含む新城市は、戦前から続く県内最大のウメ産地です。昭和30年代には、梅酒の需要が増加したことに伴い「青いダイヤ」と呼ばれ生産量が増加しました。現在、愛知東農協梅部会(部会員43名)が、玉英(ぎょくえい)、南高(なんこう)、改良内田(かいりょううちだ)などの品種を栽培し、「ほうらいの梅」として5月下旬〜6月末まで市場出荷しています。
 ウメは加工品としても販売され、赤シソの天然色を活かした梅漬けを中心に、梅ジャム、梅肉エキス、梅アイスなどが直売所で売られています。

写真1 栽培の様子
写真1 栽培の様子

特徴

  ウメ (Prunus mume、バラ科サクラ属)は中国原産で、我が国へは奈良時代に薬用として入って来たと言われています。元々は「ムメ」と発音されていたようで、江戸時代に長崎へ来ていたシーボルトがそのまま学名に採用しました。
 数ある落葉果樹の中でも、最も早い時期に開花し、夏を迎える前の梅雨に収穫されます。果実は酸味が強く、クエン酸・コハク酸・リンゴ酸・酒石酸などの有機酸を豊富に含んでおり、風邪や疲労回復・二日酔い、夏バテ予防などに効果があります。

写真2 ウメ(右:収穫の様子、左:収穫間近のウメ)
写真2
 ウメ(右:収穫の様子、左:収穫間近のウメ)

ちょっと一言

  ウメには防腐作用があり、おにぎりや弁当に梅干しは欠かせません。長篠設楽ヶ原PAの上り(東京)方面では、新城産のウメを使った「奥方(おくがた)梅うどん」が提供されています。

写真3 長篠設楽ヶ原PA(上り)の「奥方梅うどん」
写真3 長篠設楽ヶ原PA(上り)の「奥方(おくがた)梅うどん」

執筆:新城設楽農林水産事務所 農業改良普及課


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