ジネンジョ

 豊田市特産                   【平成26年11月10日掲載】

                

産地

 豊田市におけるジネンジョ栽培は昭和54年に旭地区(旧東加茂郡旭町)で始まりました。その後藤岡、小原、稲武、下山地区でも栽培が始まり、現在は合わせて89戸、約2.4haで栽培され、豊田市中山間地域の特産品になっています。11月から1月にかけて収穫したジネンジョは、贈答用として農協へ出荷されるほか、地元の直売所や祭りでも販売されています。
 

  写真1 栽培の様子
   写真1 栽培の様子

特徴

 ジネンジョはナガイモとよく似ていますが独特の風味と特有の粘りがあります。現在豊田市内で栽培されている品種は、愛知県農業総合試験場で育成された品種「稲武2号」(商標名:夢とろろ)です。「稲武2号」は粘りが特に強いという特長があります。栽培ではジネンジョの掘り取り作業を簡単にするために、クレバーパイプや波板を土中に埋め込み、その中で芋を肥大させる方法が行われています。    

   写真2 左:クレバーパイプ、右:掘り取ったばかりのジネンジョ    写真2 左:クレバーパイプ、右:掘り取ったばかりのジネンジョ

   写真3 左:販売時の姿1、右:販売時の姿2    写真3 左:販売時の姿1、右:販売時の姿2

ちょっと一言

 ジネンジョはアミラーゼなどの消化酵素がたくさん含まれているため、一緒に食べた食品の消化を助けて栄養吸収を高める働きがあります。最近食欲がないという方は召し上がってみてはいかがでしょうか。

   写真4 ジネンジョを使ったとろろそば
    写真4
 ジネンジョを使ったとろろそば


 

執筆:豊田加茂農林水産事務所 農業改良普及課


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