オクラ オクラ

 オクラは東北アフリカの原産で、エジプトでは13世紀に栽培された記録があります。日本へは幕末から明治初期に伝来し、一般的に栽培されるようになったのは、近年になってからです。
 夏に向けて料理の用途が多く、栄養価の高いオクラを作りましょう。


●ここがポイント

1 高温性で光を好む。
2 追肥で肥料を補い、長く収穫する。
3 開花後7〜10日目ぐらいの若さやを収穫する。


●準備しておくこと

 土壌の保水性、排水性をよくするため、堆肥などの有機物を施用する。
 夏場、土壌の乾燥を防ぐために、わらや刈り草を敷く。


●まきどき

 5月上旬
 根が直根性で、細根が少ないため、移植には向かない。


●品種

 アーリーファイブ
 グリーンロケット


●つくりやすさ

 易。病害虫が少ない。


1 畑の準備 畑の準備

(1) 定植の1か月前
 堆肥を10m2当たり20kg入れ、よく耕しておく。
(2) 定植の2週間前
 化成肥料を10m2当たり1kg施用する。



2 種まき
吸水

 最低気温が10度を上回る5月になってから、種を2〜3日水につけ、十分吸水したものをまく。


 1穴に4〜5粒種をまき、厚さ1cmに覆土する。

種まき 種まき2

3 間引き

 本葉4〜5枚のころ、間引いて1本にする。


4 追肥・中耕

 畝の肩から通路にかけて化成肥料をばらまき、土を和らげながら畝に盛り上げる。

化成肥料を
10m2当たり0.4kg

追肥・中耕

 花が咲き始めるころ1回目、その後15〜20日おきに追肥する。


5 かん水・敷きわら

 日光が強くなり、土が乾燥する7、8月には、かん水する。
 また株元へ敷きわらをする。

かん水・敷きわら

6 下葉取り・収穫

 下葉が込み合ってきたら、着果節以下1枚残して摘除する。
 生育が特に旺盛なときは、着果節以下の葉を全部摘除する。

下葉取り

 取り遅れないように、若いものを収穫する。

収穫

  愛知県のトップページへ戻る     ネット農業あいちのトップページへ戻る
   

  農林水産部農業経営課普及・営農グループ
   メール nogyo-keiei@pref.aichi.lg.jp