愛知白早生たまねぎ


 愛知白早生たまねぎ(写真)は、柔らかくて甘みが強く、辛みが少ないため、水にさらさずサラダにして食べることができます。

写真 愛知白早生たまねぎ
写真 愛知白早生たまねぎ

1 育苗

 排水性の良い砂壌土を選んで苗床を作り、9月10日ごろに条まきで種まきします(第1図)。種まきの時期が早すぎると、抽台や分球を起こしやすいので、注意してください。
 育苗期間中に葉色が薄くなってきたら、条間に化成肥料を施用します。

第1図 育苗方法
第1図 育苗方法

第1表
 苗床の施肥事例  (g/3m2

肥料名(成分) 基肥 追肥

苦土石灰 200
固形2号(5−5−5) 600 600
BMようりん 50


2 畑の準備

 定植数日前に基肥を施用します(第2表)。肥効が長期間持続するように、緩効性肥料を加えると良いでしょう。
 冬場の地温確保としてマルチを張ります。マルチは土に湿り気が十分あるうちに張ると良いでしょう。また透明マルチを利用すると、黒マルチ栽培より多少早く収穫できますが、除草対策が必要です。

第2表 本ぽの施肥事例  (kg/10m2

肥料名(成分) 基肥 追肥

まぜまぜくんワイド 1.6
やさいLP有機(14−16−14) 0.8
固形30号(10−10−10) 0.6
NK化成(16−0−16) 1回目:0.2、2回目:0.2


3 栽培

 育苗日数50〜55日の苗を条間20〜23cm、株間13〜15cm、深さ2〜3cmで植え付けます。小苗や大苗、老化苗の利用は活着不良、分球、抽台の原因となります。
 追肥は12月下旬と1月中旬の2回、化成肥料を施用します。2月中旬以降の施用は、貯蔵中の腐敗球を多くするので控えましょう。
 茎葉が倒伏したら収穫適期です。畑全体の半分が倒伏したころ収穫すると良いでしょう。

第2図 愛知白早生たまねぎの栽培例
第2図 愛知白早生たまねぎの栽培例

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  農林水産部農業経営課普及・営農グループ
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