ラッキョウは中国原産で日本でも古くから栽培され、ユリ科の多年生作物です。
ラッキョウは、乾燥に強く、耐寒性があり、やせ地でも栽培できます。暑さには弱く、夏になると休眠に入ります。翌年の6月に収穫する普通栽培の他、翌々年の6月に収穫する花ラッキョウ栽培、当年の11〜4月に収穫するエシャロット栽培があります。
写真1 ラッキョウ
植えつけの2週間前に堆肥と苦土石灰を施し、よく耕します。
・植えどき: 8月下旬〜9月中旬
・品種:大球/らくだ
中球/八房
小球/玉ラッキョウ
・つくりやすさ:易
植え溝を掘り株間10cmで種球を立て挿し込みます。 大球づくりは、1球でやや深植えします。 小球づくりは、3球でやや浅植えとします。
やせ地でもよくできるので、追肥は通常施さなくてもよいですが、葉色が薄いようなら2〜3月ころ施肥し、軽く土と混ぜます。
病気では乾腐病、白色疫病や灰色かび病が、害虫ではネダニやネギアザミウマが発生しやすいので、必要に応じて適用にある農薬で防除します。
葉がほとんど枯れたころ、クワで球を傷つけないように掘り取ります。
農林水産部農業経営課普及・営農グループ
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