ラッキョウ

                                    【平成22年7月22日掲載】

 ラッキョウは中国原産で日本でも古くから栽培され、ユリ科の多年生作物です。
 ラッキョウは、乾燥に強く、耐寒性があり、やせ地でも栽培できます。暑さには弱く、夏になると休眠に入ります。翌年の6月に収穫する普通栽培の他、翌々年の6月に収穫する花ラッキョウ栽培、当年の11〜4月に収穫するエシャロット栽培があります。


          写真1 ラッキョウ
写真1 ラッキョウ


第1表 栽培体系

●準備しておくこと

 植えつけの2週間前に堆肥と苦土石灰を施し、よく耕します。  
 ・植えどき: 8月下旬〜9月中旬
 ・品種:大球/らくだ
      中球/八房
      小球/玉ラッキョウ
 ・つくりやすさ:易

●畑の準備


第1図 畑の準備
第2表 施肥

●植えつけ

 植え溝を掘り株間10cmで種球を立て挿し込みます。 大球づくりは、1球でやや深植えします。 小球づくりは、3球でやや浅植えとします。

第2図 植えつけ

●追肥・土寄せ

 やせ地でもよくできるので、追肥は通常施さなくてもよいですが、葉色が薄いようなら2〜3月ころ施肥し、軽く土と混ぜます。  

第3図 追肥・土寄せ

第4図 良球の形

●病害虫防除

 病気では乾腐病、白色疫病や灰色かび病が、害虫ではネダニやネギアザミウマが発生しやすいので、必要に応じて適用にある農薬で防除します。  

●収穫

 葉がほとんど枯れたころ、クワで球を傷つけないように掘り取ります。

第5図 収穫

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  農林水産部農業経営課普及・営農グループ
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