サギソウ

                                    【平成23年12月22日掲載】

 日本各地の湿原に自生しているサギソウは、夏に白色の涼やかな花を咲かせます。
 花の形が白鷺が舞う姿に似ていることからこの名がつけられました。開花後もきちんと管理すれば球根がふえて、翌年も花を楽しめます。
 


          写真1 サギソウ
   写真1 サギソウ


第1図 作型図

●栽培品種

 普通種(葉に斑が無い青葉種)、葉縁に白色の斑が入った「銀河」、葉縁に黄色の斑が入った「かがやき」、葉縁は緑色で中に鮮明な黄色の斑が入った「あかつき」、黄色と白のストライプ斑が入った「天の川」、花変わり種として「飛翔」などの品種があります。

●栽培管理

 繁殖は、開花株の地下に毎年新しく作られる球根(球茎)で行います。親株(開花株)から2〜3個の新しい球根ができます。この球根を用いて定植を行います。
 定植時期は、ハウスの場合2月から行い、露地でも凍結のおそれが無くなれば定植できます。
 球根は、病害虫の付いていない健全なものを用います。観賞用は、なるべく大きめの形の整ったものを選びます。  
 定植方法は、球根の芽が上向き(写真2)になるよう約1cmの深さで植え付けます(第2図)
 観賞用の球根の定植間隔は3〜5cm空け、3.5号鉢(直径10.5cm)で3球を目安に、6号浅鉢では8〜10球を植え付けます(写真3)。小さい球根は、観賞用より狭い間隔に植えて球根養成を行います。
 植え付け用土は、水ゴケ3:鹿沼土(又は山砂)7の割合で混ぜた土など、排水性が良いものを用います。水はけを良くするように鉢底にはゴロ土を入れるようにしましょう。上記の用土以外に、水ゴケや鹿沼土の単用も用いることもできます。

写真2

第2図

写真3

●栽培環境、かん水方法

 置き場所は、通風と日当たりの良い場所で、夏季は30〜50%の寒冷紗で遮光するか通気の良い日陰で栽培します。
 かん水は、用土の水を切らさないように量や回数に注意します。秋はかん水も徐々に少なくします。冬になると地上部は枯れ込み球根は休眠状態となりますが、培地は湿った状態(週1回程度水やり)を保持します。ただし、凍らないよう置き場所に注意します。  

●施肥

 施肥は、球根から茎葉が伸び始めた頃から9月末まで1,000〜1,500倍程度の薄い液肥(窒素濃度で50ppm程度)を月1〜2回施肥します。球根養成用の親株には、液肥に加え開花後に有機肥料を3.5号鉢で3〜5g置き肥します。  

●病害虫対策

 ウイルス病は、写真4のように、葉が細くなったり黒褐色の斑点が出たりして、やがて枯れてしまいます。ウイルスはアブラムシによって伝播するので、アブラムシの防除を行い、病徴の出た株は早めに処分します。  

写真4


  愛知県のトップページへ戻る     ネット農業あいちのトップページへ戻る
   

  農林水産部農業経営課普及・営農グループ
   メール nogyo-keiei@pref.aichi.lg.jp

Copyright © 2011, Aichi Prefecture. All right reserved.