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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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採卵鶏の誘導換羽の処理期間及び飼料が
その後の産卵性に及ぼす影響 

箕浦正人・伊藤裕和・野田賢治
摘要: 採卵鶏の強制換羽に代わる誘導換羽について、処理期間及び換羽用飼料が産卵性及び卵質に及ぼす影響について検討した。試験Tでは68週齢の産卵鶏480羽を用い、5処理区をそれぞれ3反復ずつ設けた。対照区として成鶏飼料を不断給与した。さらに9日間絶食した区とふすま主体換羽飼料を9、14、19日間不断給与し続けた区を設けた。試験Uでは68週齢の産卵鶏380羽を用い、14日間絶食した区とトウモロコシを0、20、40%含む換羽飼料を17日間給与し続けた区と成鶏飼料を不断給与した区を、それぞれ3反復ずつ設け試験した。
1 誘導換羽により換羽後の産卵量が増加した。処理期間は14日及び19日間が9日間より、産卵性及び卵質に優れた。
2 換羽飼料にトウモロコシを20%または40%ふすまと代替すると誘導換羽後の産卵率とハウユニットは低下した。
  以上の結果から、ふすま主体の飼料で14日間以上誘導換羽処理を行うことにより、産卵性と卵質は高まることが明らかになった。またトウモロコシは不断給餌では換羽用飼料に用いることは適さなかった。

キーワード:採卵鶏、誘導換羽、強制換羽、換羽飼料、絶食
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