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地元で収穫された食材を使用した「愛知を食べる学校給食の日」を年3回実施します!
愛知県教育委員会では、地場産物や地域に伝わる郷土料理、行事食等の良さを子供たちや保護者に広く知ってもらい、より豊かな食生活を営もうとする意欲を高める機会とするために、全ての公立小中学校・義務教育学校と県立及び市立の定時制高等学校や特別支援学校で、年3回「愛知を食べる学校給食の日」を実施しています。
今年度第1回は、国の食育基本計画に定められた「食育月間」(6月)の「食育の日」(毎月19日)の前後1週間の内の1日で、各学校において実施します。地元の各団体や生産者等と連携し、多くの地元産や県産の食材を学校給食に使用します。
今後、第2回を旬の食材が豊富な秋(10月から11月頃)に、第3回を毎年1月24日から30日までの「全国学校給食週間」がある1月に実施します。
1 実施目的
学校給食で地域の農畜産物や水産物を使用した郷土料理や行事食等を提供することにより、児童生徒や教職員、保護者等学校関係者が地域や県産物への理解を深め、地域に伝わる食文化や食の加工技術に触れることにより、より豊かな食生活を営もうとする意欲を高める機会とするため。
2 実施内容
年3回の取組の総称を「愛知を食べる学校給食の日」として、地場産物を多く使用した献立の学校給食を実施します。詳しい実施内容については、県教育委員会Webページに掲載しています。(http://www.pref.aichi.jp/site/aichinokyoiku/)
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実施時期 |
内 容 |
第1回 |
6月19日の前後 1週間の内の1日 |
第1回「愛知を食べる学校給食の日」 国の食育基本計画に定められた「食育月間」(6月)の「食育の日」(毎月19日)の前後1週間の内の1日で、各学校において実施する。 |
第2回 |
10月から11月頃 |
第2回「地元の旬を味わう学校給食の日」(仮称) 旬の食材が豊富な秋(10月から11月頃)をとらえ、各地域や学校名等にちなんだ名称を決めて、各学校において実施する。 |
第3回 |
2024年1月 |
第3回「郷土料理に親しむ学校給食の日」(仮称) 毎年1月24日から30日までの「全国学校給食週間」がある1月に、各地域や学校名等にちなんだ名称を決めて、各学校において実施する。 |
3 実施主体
市町村教育委員会、定時制高等学校及び特別支援学校
4 献立の工夫や地域との連携及び学校独自の取組例(2023年度予定)
実施主体 |
メニュー |
取組等 |
飛島村 |
ご飯、豚肉と玉ねぎのしょうが炒め、飛島ねぎのみそ汁、抹茶蒸しパン |
地域で生産された特別栽培農産物等を取り入れる「減農薬野菜給食」を、本献立を含み、年7回の実施を予定している。本献立では、たまねぎと本村の特産品であるねぎについて地元の生産者から調達をしている。地元の生産者と連携し、食材を給食に取り入れることで、地域の食について関心を高めることを目的に実施する。 |
設楽町 |
五平餅、清嶺小の玉ねぎ入りスープ、三河赤鶏のチキンカツ、愛知県産ほうれん草のサラダ、蒲郡みかんゼリーポンチ |
奥三河の郷土料理である五平餅を主食とした。歴史ある自家製の特製みそだれを味わう。スープは、清嶺小の農園で栽培した無農薬のたまねぎと、その他県産の野菜をたっぷり入れた。今後、清嶺小の農園で栽培した無農薬のお茶とさつまいもを使った献立を、取り入れる予定である。 |
半田特別 支援学校 |
ご飯、めひかりのフライ、ごまふく和え、ごん汁、西尾抹茶プリン |
献立のすべてに県産食材を取り入れ、いつも給食で食べている食材が地元で収穫された物であることを児童生徒に知らせる。ごん汁は、地元の童話作家新美南吉や、本校のシンボルマークのきつねにちなんだ料理で、油揚げと地元の野菜を使用している。愛知の野菜を使用した料理の募集をし、人気投票を行い、上位の献立を実施する。高等部農業班の野菜を使用した給食を実施する。 |
5 その他
・全ての学校給食において、米及び牛乳は県産を使用しています。
・新型コロナウイルス感染状況及び食材の物価高騰等の状況によっては、実施内容を変更又は中止することがあります。
<参考「あいち食育いきいきプラン2025」(2021年3月策定)抜粋>
愛知県では、学校給食で県産食品を多く活用することにより、子どもが地域の農林水産業や地産地消について理解を深め、食の大切さや環境への配慮を考えてもらおうと、学校給食で県産食品を使用するよう努めています。2016年3月に策定した「あいち食育いきいきプラン2020」では、学校給食における全食品数に占める県産食品の割合を45%以上、年間使用食品の種類を60種類以上として県産食品の使用を推進してきましたが、使用量が確保できない、価格が高い、価格が安定しない等の理由のため、未達に終わりました。
2021年3月に策定した「あいち食育いきいきプラン2025」では、この目標値を受け継ぎ、県産食品の使用を今後も推進していきます。
☆「食を通じて環境に優しい暮らしを築くための目標」
・全食品数に占める県産食品数の割合 40.4%(2022年実績)⇒ 45%以上(2025年)
・年間に使用した県産食品の種類 55種類(2021年実績)⇒ 60種類以上(2024年)
このページに関する問合せ先
愛知県教育委員会保健体育課
給食グループ
担当:天野・春田
電話:052-954-6839
メール:hoken-taiiku@pref.aichi.lg.jp