紋章上絵
[令和2年10月]
沿革・特徴
紋章上絵の起源は平安時代にさかのぼります。京都で修行をした小川棄拾氏が昭和19年から旧尾西市(現在の一宮市開明)に戻り、生産を始めました。
紋章上絵師の仕事は、黒紋付染の工程の中で、ゆのしを施した白生地に紋場と呼ばれる紋章を
描く部分を白く残すために、紋を彫った紋型紙を貼り付ける作業と、生地の染め上げ後、紋洗い
をした真っ白な紋場に、コンパス、定規、上絵筆などを使い正確に紋を描き入れる作業に分かれ
ます。何年も鍛錬された職人だけができる技術・技法です。
製造工程
黒着物(喪服)の石持(紋を入れる部分)に型(紋の形に彫った紙)を貼って、余分な部分を
染料で消します。その後、墨で線を入れます。
主な製品
呉服、紋入れ
製造者
事業所名 | 代表者 | 郵便番号 | 所在地 | 電話番号 | FAX | URL |
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小川紋章店 | 小川 朋保 | 494-0001 | 一宮市開明字杁東郭23 | 0586-45-3184 | 0586-45-3184 |