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新城設楽の地形・地質

用語集

愛知県自然環境保全地域あいちけんしぜんかんきょうほぜんちいき
 優れた自然環境を保全するため、自然環境の保全及び緑化の推進に関する条例に基づいて指定された地域。優れた天然林や貴重な動植物の生息地・自生地、特異な地形・地質等を有する地域が対象。現在15地域を指定。
上盤・下盤うわばん・したばん
 鉱脈・断層などの上位の岩盤を上盤といい、下位の岩盤を下盤という。
角閃岩かくせんがん
 ホルンブレンド(普通角閃石)と斜長石を主成分とする塩基性変成岩。一般に黒色細粒~中粒で塊状。片理(片岩を参照)の顕著なものは角閃石片岩、粗粒なものは角閃石片麻岩ともよぶ。
火山砕屑岩かざんさいせつがん
 火山活動により地表に放出された破片状の固体物質からできた岩石。粒子の大きなものから凝灰角礫岩(32mm以上)、火山礫凝灰岩(32~4mm)、凝灰岩(4mm以下)に区別される。
火成岩かせいがん
 マグマが冷え固まってできた岩石。地下深くでゆっくり冷却固結してできた深成岩と、地表や地下の浅い所で急冷した火山岩に大きく分けられる。また、化学組成の二酸化ケイ素の含有量(質量%)によって少ないものから、塩基性岩、中性岩、酸性岩に分類される。 塩基性岩から酸性岩にかけて、深成岩は斑糲岩、閃緑岩、花崗岩に、火山岩は玄武岩、安山岩、流紋岩にそれぞれ大きく区分される。
完新世かんしんせい
 新生代第四紀を二分したときの、現在を含む地質時代の最新の年代。約1.1万年前から現在までを指す。
岩脈・岩床がんみゃく・がんしょう
 岩脈は垂直に近い板状の貫入岩(マグマが地層や岩石の割れ目に貫入して生成した火成岩)体。岩脈のように直立しない板状の貫入岩体は岩床とよぶ。
基盤岩類きばんがんるい
 対象としている地層に対して、下位の古い時代の地層または岩体。対象とする地層の形成時に堆積物の入れ物(その底)をつくっていたと考えられる地層・岩体を指す。
球顆きゅうか
 珪長質のガラス~隠微晶質火山岩中に見られる径2~3cm以下の球体・楕円体。針状の長石や石英の結晶が放射状に集まったもので、緻密で非常に硬い。鳳来寺山周辺の流紋岩の表面にも球形や半球状の部分として現れる。
苦鉄質岩くてつしつがん
 有色鉱物(苦鉄質鉱物)の含有量が高く、色指数(有色鉱物の量を体積%で表したもの)が40~70の火成岩。塩基性岩とほぼ同義。
珪長質岩けいちょうしつがん
 石英や長石などの無色鉱物に富む火成岩。火山岩ではデイサイトや流紋岩、深成岩では花崗閃緑岩や花崗岩が相当する。酸性岩とほぼ同義。
攻撃斜面こうげきしゃめん
 曲流する流路の外側の岸にある急傾斜した斜面。
更新世こうしんせい
 新生代第四紀を二分する古い方の時代。約258万年前から約1.1万年前の間を指す。大きく前期(約258万年前~約78.1万年前)・中期(約78.1万年前~12.6万年前)・後期(約12.6万年~約1.1万年前)に三分される。
自形じけい
 鉱物固有の結晶面がよく発達している形。対義語は他形。
湿原しつげん
 主に過湿な環境下で生息する草本や蘚苔類に覆われた陸地。低層湿原は、表面が平坦で地形面と地下水面が一致し、湿原の表面まで冠水しているものを指す。高層湿原は、分解されず堆積した泥炭が大量に蓄積されて周囲よりも高くなったため、地下水では涵養されず、雨水のみで維持されている貧栄養な湿原を指す。中間湿原は低層湿原から高層湿原へ移行するときの湿原を指す。
自破砕構造じはさいこうぞう
 溶岩の一部が固まった後も他の部分が流動することにより、固まった部分が破砕されて同質の破片(岩石)になる。そうした同質の破片を含んでいる岩石のつくりを自破砕構造という。
褶曲しゅうきょく
 層状構造をもった岩石の中に見られる波曲状の変形形態。山形にもり上がっている部分を背斜、逆に谷形になっている部分を向斜という。
石基・斑晶せっき・はんしょう
 斑状の火成岩において、石基中に肉眼的に目立って大きく見える結晶を斑晶といい、斑晶の間を埋めている物質を石基という。斑晶は自由に成長し、融食・破壊を受けなければ一般に典型的な自形を示す。
節理せつり
 地質学的成因による岩石・岩盤中の明瞭で平滑な割れ目で、割れ目の両側にずれが見られないか、あってもごくわずかなもの。火成岩体の冷却時に岩体が収縮し生じる割れ目(冷却節理)もその一つ。
走向・傾斜そうこう・けいしゃ
 走向は地層面や断層面、片理面などが水平面と交わる直線の方向のことで、北を基準にして東または西にどれだけずれているか角度で表す。これらの面と水平面とがなす角度を傾斜という。
層理面そうりめん
 堆積岩や地層の重なりにおいて、岩層の変化により肉眼的に区別される単層の表面。単層と単層の境界面。
続成作用ぞくせいさよう
 定着した堆積物が、物理的・化学的・生物学的諸作用を受けて固結し、より固い地層(岩石)に変化していく過程の総称。石化作用とほぼ同義。
堆積岩たいせきがん
 堆積物が累積して、固結して形成された岩石。構成成分の起源により砕屑岩、火山砕屑岩、化学(的沈殿)岩、生物岩に大きく分けられる。砕屑岩は粒子の大きさにより、礫岩(2mm以上)、砂岩(2mm~1/16mm)、泥岩(1/16mm以下)に分けられる。
段丘だんきゅう
 川・海・湖などに隣接していて、平坦面と急崖が階段状に配列している地形。平坦面を段丘面、急崖を段丘崖とよぶ。古いものから大きく高位段丘、中位段丘、低位段丘に区分され、高度の高い段丘ほど古い。段丘のある場所により河岸段丘・海岸段丘・湖岸段丘と呼ばれる。
断層だんそう
 地層や岩石が圧力や張力などの力を受けて、割れ目に沿ってずれた構造。上下に食い違うものや水平にずれ動くものなとがある。
断層岩だんそうがん
 主に断層運動に伴い岩石が機械的に破砕、融解、再結晶した断層に関連する岩石を総称する言葉。
中新世ちゅうしんせい
 新生代新第三紀の前半の時期。約2300万年前から約533万年前の間を指す。
沖積平野ちゅうせきへいや
 主に河川の堆積作用でつくられ、現在までその作用が続いている新しい平野。または、河川堆積物に限らず、時代的な意味で沖積層(最終氷期最盛期以降に堆積した堆積物)からなる平野を指すこともある。
超苦鉄質岩ちょうくてつしつがん
 岩石をその鉱物組成に基づいて分類した場合、ほとんど有色鉱物(苦鉄質鉱物)からなり、色指数が70以上のもの。
転石てんせき
 岩盤などから離れ、流水などに押し流されて丸くなったり、転がったりしている岩石。
トーナル岩トーナルがん
 石英、斜長石、黒雲母あるいは角閃石を主成分とし、アルカリ長石(カルシウムをほとんど含まないでアルカリを含む長石)をほとんど含まない粗粒の深成岩。石英閃緑岩と同義語として使われることもある。
熱水作用ねっすいさよう
 マグマ起源の水を主成分とする高温の溶液が、岩石との反応によって起こる岩石あるいは鉱物の変質作用。
非アルカリ岩類ひアルカリがんるい
 アルカリ岩と非アルカリ岩の違いは、文字通りアルカリ (カリウムやナトリウム) の量がアルカリ岩では多く、非アルカリ岩では少ないことで区分される。厳密にはSiO2とNa2O+K2Oのそれぞれの質量%の含有量の関係により区分される。日本で一般的に見られる火成岩は非アルカリ岩に区分される。
非晶質・隠微晶質ひしょうしつ・いんびしょうしつ
 結晶質でない物質。細粒の結晶質岩石または石基の組織。光学顕微鏡下でも個々の構成鉱物が識別できないほど細粒の場合、隠微晶質という。
フィッショントラック法フィッショントラックほう
 鉱物中に含まれる放射性元素の核分裂で生じた飛跡(トラック)をカウントして地質年代を測定する方法。
付加コンプレックスふかコンプレックス
 プレートの沈み込みに伴う付加作用で形成された地質体。主に砂泥互層からなる陸源の海溝充填堆積物と、海山をつくる枕状溶岩や礁性石灰岩、深海成の層状チャート、及び遠洋~半遠洋性の泥岩からなり、まれに海洋近くの構成岩石も取り込まれている。
付加体ふかたい
 海溝やトラフにおいて海洋プレートが沈み込むときに、海洋底にたまっていた堆積物がはぎ取られて陸側へ押しつけられていく作用を付加作用という。その結果、陸側斜面の先端部に付け加えられた堆積物のかたまりのこと。付加体の多くは、逆断層で積み重なったくさび状の断面をもつ。
不整合ふせいごう
 ある地層が、堆積後または火成岩・変成岩の形成後に隆起し、陸上で風化・削剥作用を受け、その侵食面上に新期の地層が堆積したとき、両者の関係を不整合という。対義語は整合。
劈開へきかい
 結晶構造の特徴に従って割れる性質。
片岩(結晶片岩)・片麻岩へんがん(けっしょうへんがん)・へんまがん
 片岩は片理(柱状・針状または板状・鱗片状の結晶が一定方向に配列して生じる線状または面上の構造)の発達した広域変成岩の総称。結晶片岩と同義。片岩まで変成作用が進んでいないものは千枚岩・スレート(粘板岩)といい、再結晶が十分進み縞状構造が顕著になったものを片麻岩という。
変成岩へんせいがん
 堆積岩や火成岩が、それぞれできたときとは異なった温度・圧力その他の条件の下で大部分が固体の状態で鉱物組成や組織が変化する作用(変成作用)を受けた岩石。変成作用の種類によって、広域変成岩、接触変成岩、動力変成岩に分類される。
変成帯へんせいたい
 変成岩が広く分布している地帯。広域変成帯ともいう。一般に造山帯の中心部を占めていて、その伸長方向に数10km~数100kmにわたって連なり、千枚岩・結晶片岩・片麻岩などの形成温度や圧力の違う広域変成岩が一定の順序で配列する。
遊色ゆうしょく
 オパールの向きを変えた時に色彩が変化する光学現象。
乱泥流堆積物らんでいりゅうたいせきぶつ
 海底斜面を泥や砂が海水中に混濁した状態で流れ下ること(乱泥流・混濁流)によって形成された地層。
流理構造りゅうりこうぞう
 マグマの冷却時に、成分(色)・結晶度・組織・構造などを異にした部分が重なり合うか、または柱状・板状結晶がほぼ平行に配列するかして、マグマの流動線がみられる構造。
露頭ろとう
 岩石や地層などの風化していない部分が、自然にまたは人工的に地表に表れているところ。