「知の拠点あいち重点研究プロジェクト(II期)」次世代ロボット社会形成技術開発プロジェクトの研究チームによる「リスクアセスメント講座」の参加者を募集します!
愛知県では、大学等の研究シーズを活用して県内主要産業が有する課題を解決し、新技術の開発・実用化や新産業の創出を目指す産学行政連携の研究開発プロジェクト「知の拠点あいち重点研究プロジェクト※1(II期)」を実施しています。
この度、「次世代ロボット社会形成技術開発プロジェクト※2」において、名古屋大学、株式会社エスクリエイト、富士機械製造株式会社、公益財団法人科学技術交流財団、あいち産業科学技術総合センターの研究チームが実施している「ロボット実用化のためのリスクアセスメント支援システム構築※3」の研究活動の一環として、ロボット開発に取り組んでいる、又はこれから取り組もうとしている企業、研究機関、大学等の方を対象に、より安全性の高い次世代ロボットの開発に必要な人材育成への貢献を目的とした『リスクアセスメント※4講座』(全9回)を開催します。
多くの皆様の御参加をお待ちしております。
1 行事名
「知の拠点あいち重点研究プロジェクト(II期)」次世代ロボット社会形成技術開発プロジェクト
ロボット実用化のためのリスクアセスメント支援システム構築
「リスクアセスメント講座」
2 場所
あいち産業科学技術総合センター 3階 会議室3
電話:0561-76-8360
(豊田市八草町秋合1267-1 東部丘陵線リニモ「陶磁資料館南駅」 下車すぐ)
※会場には、公共交通機関を利用してお越しください。
3 参加費
無料
4 定員
30名(申込先着順)
5 主催及び共催
主催:愛知県、公益財団法人科学技術交流財団
共催:名古屋大学(大学院工学研究科機械システム工学専攻支援ロボティクス研究グループ 山田研究室)
6 内容
開催期間:平成29年6月14日(水曜日)から平成30年2月7日(水曜日)まで
開催回数:全9回
カリキュラム:セーフティサブアセッサ資格※5の取得レベルを目指した内容
開催回 | 月日 | 時間 | カリキュラム |
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第1回 | 6月14日(水曜日) | 10時から16時まで | 技術者倫理、法令、安全原則 等 |
第2回 | 7月12日(水曜日) | 10時から16時まで | 危険性・有害性調査 等 |
第3回 | 8月30日(水曜日) | 10時から16時まで | 本質安全設計方策 等 |
第4回 | 9月20日(水曜日) | 10時から16時まで | リスクアセスメント実習 等 |
第5回 | 10月11日(水曜日) | 10時から16時まで | 電気・制御安全技術 等 |
第6回 | 11月1日(水曜日) | 10時から16時まで | 機械の使用段階のリスクアセスメント 等 |
第7回 | 11月22日(水曜日) | 10時から15時まで | EMC対策 等 |
第8回 | 12月6日(水曜日) | 10時から15時まで | リスクアセスメント試験 等 |
第9回 | 平成30年 2月7日(水曜日) | 10時から16時まで | ハード・ソフトウェアの機能安全設計 等 |
*詳細は別添の開催案内(兼参加申込書)を御覧ください。なお、受講者は原則として、全ての開催回に御出席いただける方を対象とします。
7 申込方法
参加申込書に必要事項(企業/団体名、部署等)を記入の上、E-mail又はFAXでお申し込みください。
*参加申込書:下記からダウンロードしてください。
8 申込期限
平成29年6月7日(水曜日)まで(ただし、定員に達し次第締め切ります。)
*参加受付証は発行しませんので、お申し込みの上、直接会場にお越しください。
なお、定員超過の場合のみ連絡させていただきます。
9 申込み・問い合わせ先
公益財団法人科学技術交流財団 知の拠点重点研究プロジェクト統括部
TEL:0561-76-8360 FAX:0561-21-1653
E-mail:juten-pr@astf.or.jp
【用語説明】
※1 知の拠点あいち重点研究プロジェクト
高付加価値のモノづくりを支援する研究開発拠点「知の拠点あいち」を中核に実施している産学行政の共同研究開発プロジェクト。平成23年度から27年度まで「重点研究プロジェクト(I期)」を実施し、平成28年度からは「重点研究プロジェクト(II期)」を実施している。
目的 | 大学等の研究シーズを活用して県内主要産業が有する課題を解決し、新技術の開発・実用化や新産業の創出を促進する。プロジェクト終了時には、県内企業において、成果の実用化や製品化、社会での活用を見込むことができる研究開発を実施する。 |
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実施期間 | 平成28年度から平成30年度まで |
参画機関 | 16大学10公的研究機関等94企業(うち中小企業70社) (平成29年4月現在) |
プロジェクト名 | ・次世代ロボット社会形成技術開発プロジェクト(※2参照)(通称:プロジェクトR) ・近未来水素エネルギー社会形成技術開発プロジェクト(通称:プロジェクトE) ・モノづくりを支える先進材料・加工技術開発プロジェクト(通称:プロジェクトM) |
※2 次世代ロボット社会形成技術開発プロジェクト(通称:プロジェクトR)
概要 | モノづくりやサービス分野等における、新たなロボットの利用技術開発、実証実験を行うとともに、情報通信技術等を活用した自動車安全技術の研究開発を実施することにより、次世代ロボット社会形成に資する技術開発を推進する。 | |
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研究テーマ | (1)高齢者が安心快適に生活できるロボティックスマートホーム (2)介護医療コンシェルジュロボットの研究開発 (3)航空エンジン製造自動化システムに関する研究開発 (4)施設園芸作物の収穫作業支援ロボットの研究開発 (5)鳥獣害・災害対応ドローンに関する研究開発 (6)愛知次世代ロボットの産業化・市場創出を推進する要素技術開発 (7)ロボット実用化のためのリスクアセスメント支援システム構築(※3参照) (8)眼球運動を指標としたドライバ状態検知技術の実用化 (9)交通事故低減のための安心安全管理技術の開発 | |
参画機関 | 8大学7公的研究機関等34企業(うち中小企業22社) (平成29年4月現在) |
※3 ロボット実用化のためのリスクアセスメント支援システム構築
研究リーダー | 名古屋大学 教授 山田陽滋 氏 | |
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事業化リーダー | 株式会社エスクリエイト 本山景一 氏 | |
内容 | 稼働領域が人間の存在領域と共有される次世代ロボットにおいて、安全確保はより重要な問題となっており、リスクアセスメント(RA)により適用分野に依存する重要な危険源を同定しなければならない。これに基づくリスクシナリオに沿って、低減方策の導出を可能とする人材育成のためのRA教材の構築と、作業の効率化を図る標準化ツール及び安全性評価手法の構築を行う。 | |
参加機関 | 〔企業〕 株式会社エスクリエイト、富士機械製造株式会社 〔大学〕 名古屋大学 〔公的研究機関〕 公益財団法人科学技術交流財団、あいち産業科学技術総合センター |
※4 リスクアセスメント
職場の潜在的な危険性又は有害性を見つけ出し、その程度を把握し、これを除去、低減するための手法のこと。
※5 セーフティサブアセッサ資格
国際安全規格に基づく機械安全の知識、能力を有することを第三者認証する資格制度。資格取得者は、機械安全に関する業務を適切に遂行できることから、企業内外での職能に対する評価と信頼につなげることができる。なお、知識・能力に応じて、セーフティサブアセッサ(SSA)、セーフティアセッサ(SA)、セーフティリードアセッサ(SLA)の3段階に区分され、SSA資格取得者は「安全性の妥当性確認に必要とされる基礎知識、能力を有する」者とされる。