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平成28年度第2回愛知県義務教育問題研究協議会の概要

平成28年度第2回義務教育問題研究協議会を開催しました。

 本会は、本県の義務教育に関する諸問題についての研究協議を行う協議会です。今回、「グローバル化に対応した新たな英語教育の在り方」についての御意見と御助言をいただきました。その内容を報告します。

研究協議会の概要

日時:平成29年1月27日(金曜日) 午後2時から午後4時まで

会場:愛知県自治センター 研修室

1 開会

2 愛知県教育委員会挨拶(事務局長)

3 会長・副会長挨拶

4 議事

(1)報告事項

 ・平成28年度愛知県義務教育問題研究協議会の経過について

(2)協議事項

 ○リーフレット「グローバル化に対応した新たな英語教育の在り方」(案)について

 ○本年度のまとめと次年度の方向性について

<リーフレットの説明>

・ 本リーフレットは、「理念編」と小・中学校それぞれの「実践事例編」に分けて作成した。

・ 「理念編」については、「英語によるコミュニケーション能力の育成を目指して」という大きな見出しの下に、小学校の外国語活動、中学校の外国語(英語)科、中学校卒業時という三つの時期に分け、それぞれの要点を整理した。中学校の卒業時については、「愛知県教育委員会版CAN-DOリスト」をもとに、中学校卒業時に身に付けさせたい力を5領域で示した。「実践事例編ガイド」は、実践事例編の構成や概要が一目で分かるよう表形式にした。

・ 小学校版の実践事例編については、冒頭の2ページに「教科化に向けた工夫」及び「小中連携を意識した内容」という観点から、各実践事例の特色をまとめた。実践事例としては、単元の終わりの段階で、自分の思いや考えを伝え合う活動を掲載した。

・ 中学校版は、「目標」「具体的な生徒の姿」「パフォーマンステスト案」「パフォーマンステストまでに身に付けておく資質・能力」という四つの柱立てで作成した。冒頭でリーフレットの見方を説明するとともに、愛知県教育委員会版のCAN-DOリストを示した上で、3年生でのパフォーマンステストについての事例を掲載した。従来のペーパーテスト形式では測ることが困難な「話すこと」や「書くこと」の能力について、どこまで達成したかを測る評価を改善していくことにより、指導と評価の一体化を図るとともに、英語によるコミュニケーション能力の育成を目指す。

・ 各学校の先生方には、生徒の実態を踏まえ、各時間における効果的な言語活動について、これらをヒントに工夫していただくことを期待している。

<リーフレットについて>
・ 第1回でも話題になったと思うが、このリーフレットのターゲットは誰か。若手、初任者から管理職、ベテランまで、全ての方に読んでもらうにふさわしい内容であると思っているが、管理職や主任層をターゲットにしてはどうかという意見もあったが、いかがか。

・ 英語科の先生だけが知っているだけではうまく進まない。特に小学校は、全ての先生方が共通認識をもって進めないとうまくいかないため、全員に分かっていただきたい。大きなターゲットは全員、小さなターゲットは担任の先生方である。

・ リーフレットの内容を見ると、小中連携の部分が重視されているし、テーマの一つになる。この部分を更に意識してほしい、アピールしたいならば、ターゲットは管理職や教育委員会の指導主事になるのかもしれない。そういう方々へもアピールするポイントがあるのではないか。

・ 学習指導要領の目標にある「コミュニケーション能力の育成」という視点で小中連携することが大切である。「伝え合うことは楽しい」「言葉を使って人とかかわることは楽しい」という気持ちを絶やさないようにうまくつないでいくのが小・中・高の連携ではないか。このリーフレットを配ることによって、そういう理念がうまく伝わっていけば、小・中の連携は可能ではないか。

・ このリーフレットは、どういう力を身に付けるべきか段階的に書かれていて、現場の先生に使いやすい内容になっている。表紙について、社会的な背景は分かるが、今の子供の実態、今の課題がもう少し書かれていると、なぜ今、英語教育を変えていこうとしているのかを現場の先生に分かってもらえるのではないか。

・ 現行の学習指導要領をもとにしてリーフレットの内容がつながっているが、折しも3月に新学習指導要領が告示されるタイミングで出すことになる。小学校の外国語活動については「教科化を見据えて」と書いてあるが、このリーフレットが新しいことにも相通ずるものであるという読み取りはできるのか。

・ 随所に新しい学習指導要領の「審議のまとめ」等が反映されている。現行の学習指導要領にのっとっているが、その中には新学習指導要領を十分視野に入れていることが分かるようにすることが必要である。CAN-DOリストもそうである。学習到達目標を明確にしながら、それに合わせてパフォーマンステストを実施する。その意味で、学習指導要領を大観した書き方になっている。

・ このタイミングで出るというのは、学校は新しい学習指導要領をイメージしてリーフレットを見る。こういう内容や流れが、学校現場にも伝わっていくようにするとよい。

・ 子供の実態は、県内でもいろいろな違いがあり、なかなか難しい。パフォーマンステストは、今の中学校の英語教育においてかなり行われているものなのか。今後も推進していくという方向性なのか。

・ 実態としてアウトプットを測る指導は十分ではない。テストが子供に与える影響、波及効果は大きい。日頃からパフォーマンスのテストを行い、ポジティブな効果を意識していくことが大切ではないか。

・ 小学校で素地を身に付け、中学校で基礎を養うという、とても分かりやすいフレーズを拝見した。特に中学校における、互いの思いや考えを英語で伝え合う、やりとりをする、プレゼンテーションをすることは産業界でも求めていることであり、中学から高校への接続・連携を切に願う。大事なのは「尋ね聞く」ことである。会話というのは、受け止めて、ストロークを返していくことになるので、中学ではどの程度まで求めていくのか。

・ コミュニケーションストラテジーのための簡単なリストを与えたり、キラーフレーズで間を取ったりすることを子供たちに教えて、やり取りすることは、小学校でもかなりやられており、よい方向に変わっているのではないか。

・ リーフレットから、小学校段階は「~したい」という主体性を、中学校段階では「~しながら」という相手を意識することをポイントとして進められることが分かる。

・ 色を少し使い過ぎていないか。今、教科書でもユニバーサルデザインカラーのことが言われる。

・ 目標を御覧いただくと、小学校と中学校では明らかに違う。小学校外国語活動では「~ができる」ではなくて、「~しようとする」「親しむ」となっている。中学校は教科として扱い、「~ができる」となっている。小学校も教科化されれば「~ができる」となっていくであろう。

・ 始めるタイミングが早くなったことや内容が増えたことで、中3で目指すものは明らかにこれまでと変わるはずだが、そこのところがよく分からない。何が変わるのか、ということが分かるとよい。

・ 非常に分かりやすく作られていて、なるほどと思った。ただ、現行の学習指導要領と比べたときに、どこが大きく違うのか。現行と比較して力を入れているところがあれば、明確に示せるとよい。

・ 愛知県教育委員会版のCAN-DOリストは、今までのものとは違う。少なくとも「話すこと」は、「やり取り」と「発表」が入っている。学習到達目標のようなものを書いたのは、今回の改訂の審議からである。愛知県教育委員会版のCAN-DOリストに示された姿は、ものすごく進んだことが書かれている。

・ 中学校で教える知識が小学校に移るという「知識の切り分け」ではなく、たっぷりと言語活動する時間が増えたという取組としたい。

・ コミュニケーション活動の充実に有効なタスクやゲームにはどんなものがあるかなとリーフレットを開いたときに、活用のヒントが書かれていると短時間で教材研究できる。

・ このリーフレットは、「指導書」ではない。これを見ればパーフェクトというわけではなく、あくまでも参考例であり、考えるきっかけとなるものである。

・ 「Hi,friends!」も、絶対それだけを使いなさいというものではない。こういう能力を育てるためにうちの市町村では「こうしたい」という明確なビジョンがあれば、それぞれで新しい教材を作り、それに従って指導してもかまわない。

・ 考えるきっかけという捉え方は、なるほどと思った。英語の教科専門の人から見れば分かりやすくて使える。この実践事例に関する映像が見られると、若い授業者にとっては有用である。

・ リーフレットを見て、「読むこと」「書くこと」も、「いよいよやらなければいけないのか。どうやってやろう」という思いを強くした。

・ パフォーマンステストに期待している。自分ができているかどうかをきちんとフィードバックしてもらえると、その後も何を努力していけばよいかが生徒たちに伝わる。

・ 小学校高学年が教科化されることで、小学校に勤務する教師は構え、不安を抱いている。そういう不安を少しでも和らげていけるようにしていきたい。負担感ではなく、スムーズに英語教育に入っていけるようなものであってほしい。

・ 本日の御意見を踏まえ、事務局で検討した上で修正し、最終的には会長が確認する、ということでよろしいか。
 【委員了承】

<本年度のまとめと次年度の方向性について>

・ 小学校5・6年の外国語(英語)科と3・4年の外国語活動の平成32年度実施に向けて、不安感を払拭することが大きなミッションになる。一方で、提案されたリーフレットの内容が、指導書や解説ではない、型やマニュアルの提示ではないという性格を改めて認識した。このリーフレットができれば完璧というわけではなく、あくまでも考えるきっかけである。学び続ける教員ということが大原則である。

・ 小学校の先生方に不安感は確かにあると思う。それにも増して保護者にもある、という認識をしていただきたい。全教科を担当する先生が新たに評価するとなると、どのように見てくれるのか保護者側は常に不安になる。先生方の不安感の払拭については是非、考慮に入れていただきたい。中学校は、今まで十分にやれてこなかったことを一歩進んで具現化するという提案になっている。更にブラッシュアップして、先生の負担感を少なくしてもらえればよい。

・ 子供の将来をよりよいものにするために考えてくださり、感謝している。英語はつまずいた時点で、全く分からなくなってしまう教科で、小学校でつまずいてしまうと中学校はますます難しくなり、恐怖になってくると思う。将来、英語が身近になり、いろいろな分野で活躍することを考えると、子供が中学を卒業してしまうのは残念である。

・ 気になったのが、小学校の子供に過度な負担をかけないように、発達段階に応じてどのような形でやってもらえるのかということである。教師が多忙であることを踏まえて、研修時間を確保していけるようにしたい。

・ 保護者として生の声、現場の先生の本音を聞かせていただくことができた。時代の流れや社会としての要請がある。この2年間で愛知県の子供の英語教育全てがどうにかなるというわけではないが、一度腰を据えて今までやってきたことを見直しつつ、今後のことを考えていくよい機会としたい。

5 連絡事項

(1)今後の予定について

(2)平成29年度愛知県義務教育問題研究協議会の開催計画(案)について

(3)その他

6 閉会のあいさつ

7 閉会

 

問合せ

愛知県 教育委員会事務局 義務教育課

E-mail: gimukyoiku@pref.aichi.lg.jp