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学校保健総合支援事業について

ページID:0276193 掲載日:2020年3月16日更新 印刷ページ表示

愛知県教育委員会では、平成24年度から文部科学省の委託事業「学校保健課題解決支援事業」を行っています。

平成24年度、重点地域に指定された阿久比町では、睡眠に重点を置いた基本的生活習慣の確立に向けた取組が行われました。

平成25年度、重点地域に指定された西尾市では、子供たちのいのちを守る体制づくりの確立に向けた取組が行われました。 

平成26年度、重点地域に指定された小牧市では、自他を大切にする子供の育成に向けた取組が行われました。

平成27年度は、「学校保健総合支援事業」と名称が変更になりました。重点地域に指定された新城市では、生活習慣の実態把握と見直しを学校保健課題に掲げ、眠育に焦点をあてた取組が行われました。

平成28年度、重点地域に指定された愛西市では、生活習慣を確立するとともに命の尊さを考えさせることから自己肯定感を高め、子供の心の健全育成に向けた取組が行われました。

平成29年度~令和元年度は、地域レベルの組織体制の強化を目的に、地域学校保健委員会等へ専門家を派遣し、地域の健康課題解決に向けた取組への支援を行いました。本事業を通して、各学校でさらに具体的な取組につなげたり、関係者との連携体制づくりにつなげる取組が行われました。

今後は、地域の健康課題を学校三師、保護者、地域の団体、学校評議員などから多くの情報を共有するなど学校と関係機関が連携した学校保健活動の推進に努めていきます。

令和元年度愛知県学校保健課題

感染症・アレルギー疾患

正しい知識の啓発をし、個々の児童生徒への対応が医学的根拠に基づき、安全・確実に実施されるようにします。

<正しい知識の普及啓発>

 ◯正しい知識の啓発

 ◯対応に関する研修会

 ◯医学的診断に基づいた対応

 ◯緊急時の体制づくり

メンタルヘルス

健康観察などの充実により、心身の健康課題の早期発見に努めるとともに、関係者の共通理解を図り、支援します。

<健康観察の強化>

 ◯健康観察の意義の周知

 ◯校内での情報共有

<自殺予防計画>

 ◯関係者の資質向上

 ◯自殺予防教育の充実

 ◯啓発リーフレットの周知

生活習慣

子どもの頃からの規則正しい生活習慣の確立によって、将来の生活習慣病を未然に防ぐよう啓発します。

<保健教育の充実>

 ◯保護者、地域との連携

 ◯指導場面の設定

 ◯指導者の資質向上

 ◯薬物乱用防止教育

 ◯性に関する教育

令和元年度の学校保健重点課題

自他を大切にする子供の育成

~連携の充実・強化 連携体制の強化~

 

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専門家の派遣

 令和元年度は、地域の健康課題解決に向けた取組への支援として、地域学校保健委員会等へ「性に関する指導」、「いのち・こころ」、「生活習慣」の専門家を派遣しました。

 地域では、専門家の指導のもと児童生徒や保護者への啓発、関係機関との連携の充実が図られました。

性に関する指導(8校実施)

<特別支援学校及び特別支援学級>

 ◯ 子どもの実態や成長に合わせた指導内容を実施しました。

   具体的な内容は、プライベートゾーン、二次性徴で起こる心身の変化、性被害にあわないために、

   トラブルが起きたときの相談相手などでした。

 ◯ 大切な身体とこころの変化や思春期である自分と向き合う内容で、子どもたちが自分のこととして

   受け止めていました。

 ◯ 保護者や教員が性教育の必要性を再確認し、具体的な指導方法を理解したことで、性教育への

   意欲が高まりました。

 ◯ 保護者や教職員が子どもたちと一緒に講師の指導を受け、質疑応答ができたため、

   家庭での継続した指導につなげることができました。

 

<中学校・高等学校>

 ◯ 学校の課題に合わせた指導内容を実施しました。

   具体的な内容は、身体の仕組みや望まない妊娠、性感染症、デートDV、男女の意識の違い、

   SNSでつながる危険性、セクシャルマイノリティなどでした。

 ◯ 地域連絡協議会では、生徒への個別指導について、専門家より具体的に助言を得ました。

   また、親子関係や性の意識も多様化している中で、いのちの大切さと共に産み育てていく責任について

   どのように伝えるのかを意見交換できました。

いのち・こころ(6校実施)

◯ 病気になっても自分の夢を諦めず、夢を叶える講師の生き様を情熱的な講演を通して、子どもたちは自分らしく

  生きるためのメッセージを受け取りました。

  「生きることは価値がある」「マイナスをプラスに考える」など肯定的に捉える子どもが多くいました。

 

◯ 自分のいのちを守るために必要な手立てを考えるワークショップを通して、実際にできることを学びました。

  そして、保護者や教員の意識も変化しました。

 

◯ マインドフルネスの実習、自分を好きになるためのポイント、レジリエンスについての体験を通して、自分の強みを

  見つけました。

生活習慣(2校実施)

◯ 生活習慣アンケートからゲーム依存について考えました。

  実施後、ゲームをしない時間に家庭での手伝いをしたり、ゆったりと過ごしたりするようになりました。

◯ 規則正しい生活習慣の確立を目的に、排便習慣を中心に講演がされました。

  子どもたち自身の生活習慣の中で、改善すべき点が何かを考え、目標としたことを実践することで

  習慣化する結果となりました。

問合せ

愛知県 教育委員会事務局 保健体育課

E-mail: hoken-taiiku@pref.aichi.lg.jp