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「PCB適正処理推進月間」について ~高濃度PCB使用電気工作物・高濃度PCB使用製品・高濃度PCB廃棄物の適正処理の推進に向けて~

 高濃度ポリ塩化ビフェニル廃棄物(以下「高濃度PCB廃棄物」という。)については、中間貯蔵・環境安全事業株式会社(以下「JESCO(ジェスコ)」という。) の全国5か所の処理施設で処理されており、定められた期限までに処理する必要があります。

 愛知県、岐阜県、静岡県、三重県の東海4県内の高濃度PCB廃棄物等のうち、「安定器及び汚染物等」については、平成32年度末までにJESCOへ処分を委託することが義務付けられており、本年7月5日に処分期間の末日まで残り1,000日と迫ってきました。

 そのため、東海4県7市は、本年7月を「PCB適正処理推進月間」と定め、以下のとおり高濃度PCB廃棄物等の適正処理について立入検査等により関係事業者を指導するとともに、協力機関(経済団体、電気設備・建設・不動産関係団体、国等)と連携し、未発見の高濃度PCB廃棄物等の有無の確認について啓発活動を行います。

  注)東海4県7市:ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法を所管する県市(以下の実施機関を参照)

1 目的

 PCB廃棄物の保管事業者等への立入検査、各種啓発活動等により、PCB廃棄物等の確実かつ適正な処理の推進を図る。

2 実施機関等

(1)実施機関(東海4県7市)

愛知県、岐阜県、静岡県、三重県、名古屋市、豊橋市、岡崎市、豊田市、岐阜市、静岡市、浜松市

(2)愛知県内における協力機関(30機関)

名古屋商工会議所、愛知県商工会議所連合会、愛知県商工会連合会、一般社団法人中部経済連合会、公益社団法人愛知共同住宅協会、一般社団法人愛知県建設業協会、一般社団法人愛知県産業廃棄物協会、公益社団法人愛知県宅地建物取引業協会、愛知県賃貸住宅経営者協会、一般社団法人愛知県ビルメンテナンス協会、一般社団法人愛知電業協会、公益社団法人全日本不動産協会愛知県本部、一般社団法人中部電気管理技術者協会、中部電気工事業組合連合会、一般財団法人中部電気保安協会、一般社団法人中部不動産協会、NPO法人中部マンション管理組合協議会、一般社団法人日本建設業連合会中部支部、一般社団法人日本照明工業会、一般社団法人日本電気協会中部支部、公益社団法人日本電気技術者協会中部支部、一般社団法人日本電機工業会、一般社団法人日本電設工業協会東海支部、一般社団法人日本PCB全量廃棄促進協会、一般社団法人不動産協会中部支部、一般社団法人マンション管理業協会中部支部、中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)、中部経済産業局、中部近畿産業保安監督部、中部地方環境事務所

3 実施内容

(1)実施機関が実施する内容

  ア PCB廃棄物の保管事業者等への立入検査による保管状況の確認、早期処分の指導等
  イ 事業者に対する高濃度PCB廃棄物等の有無の確認の指導
  ウ 協力機関への会員等周知の依頼、啓発資材の提供等
  エ インターネット等を利用した啓発

(2)協力機関が実施する内容

  ア メーリングリスト、インターネット等を利用した啓発
  イ パンフレットの配布、メール等による会員への周知

4 取材について

  立入検査の取材を希望される方は、以下の申込先まで御連絡ください。
  なお、取材日時等希望に添えないこともありますので、御承知ください。
  【取材申込先】
   愛知県環境部資源循環推進課廃棄物監視指導室 指導グループ
   担  当 吉田、棚橋
   内  線 3081・3082
   ダイヤルイン 052-954-6237

参考

1 PCBとは

 PCBとはPoly Chlorinated Biphenyl(ポリ塩化ビフェニル)の略称で、人工的に作られた、 主に油状の化学物質です。PCBの特徴として、水に溶けにくく、沸点が高い、熱で分解しにくい、不燃性、電気絶縁性が高いなど、化学的にも安定な性質を有することから、電気機器の絶縁油、熱交換器の熱媒体、ノンカーボン紙など様々な用途で利用されていましたが、現在は製造・輸入ともに禁止されています。

2 PCB使用機器

 PCBが使用された代表的な電気機器等には、変圧器(トランス)やコンデンサー、安定器があります。変圧器とは電圧を変える装置であり、コンデンサーとは電気を一時的に蓄える、電圧を調整する、位相を変化させる、といった効果を持つ装置です。
 PCBが含まれている変圧器やコンデンサーは、古い工場やビル等で使用されており、安定器は古い工場や学校等の蛍光灯等に使用されていました。なお、工場や学校などの施設に使用されていた蛍光灯が対象で、一般家庭の蛍光灯にPCBを使用したものはありません。
変圧器等の画像

3 PCBの毒性

 PCBが大きく取りあげられる契機となった事件として、昭和43年に発生したカネミ油症事件があります。カネミ油症は、昭和43年10月に、西日本を中心に、広域にわたって発生した、米ぬか油による食中毒事件です。症状は、吹出物、色素沈着、目やになどの皮膚症状のほか、全身倦怠感、しびれ感、食欲不振など多様です。

4 高濃度PCB廃棄物の処理

 高濃度PCB廃棄物は、政府が全額出資している中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)が全国5箇所のPCB処理事業所において、処理対象区域を割り当てて進めています。東海4県の高濃度PCB廃棄物のうち、変圧器・コンデンサー等は豊田で、安定器及び汚染物等は北九州で処理しています。
ジェスコの区域図

5 計画的処理完了期限と処分期間

 PCB処理事業所ごとに計画的処理完了期限が定められており、計画的処理完了期限内に確実にPCBの処理を完了するため、PCB廃棄物保管事業者等がJESCOへPCB廃棄物の処分を委託する期限として処分期間が定められています。

 

変圧器・コンデンサー等の計画的処理完了期限及び処分期間

変圧器・コンデンサー等の計画的処理完了期限及び処分期間

 

安定器及び汚染物等の計画的処理完了期限及び処分期間

 安定器及び汚染物等の計画的処理完了期限及び処分期間

                 汚染物…PCBが付着した布(ウエス)など

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