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手づくりハザードマップの作り方

手づくりハザードマップの作り方

手づくりハザードマップの概要

お住まいの市町村が発行している「洪水ハザードマップ」は、ご存知でしょうか?
このマップには、近隣の河川がはん濫したときの最大の浸水深が示されています。

そうなってからでは、遅い!早めの行動!

そのような何mといった深い浸水に至る前の、まだ避難できる早期浸水の状況マップを、地域の皆様で「手づくりハザードマップ」として取りまとめてみませんか?

所要時間は、2日間・合計5時間で作成することができます。

モデル地区:清須市新川東部地区手づくりHM

図:平成21年度にモデル実施した清須市新川東部地区の手づくりハザードマップ

防災マップコンテストで最優秀賞!

この手づくりハザードマップは、平成22年8月に内閣府と文部科学省の後援、独立法人防災科学技術研究所主催で開催された「第1回 e 防災マップコンテスト」において、平成21年にモデル地区として実施した「一宮市五日市場地区手づくりハザードマップ」が最優秀賞の栄誉に輝きました!

地域の早期浸水状況と、その流れる方向が記載されるなど、地域住民しか知りえないような地域独自の情報が記載されていること。
さらには、地域の課題を記入し、地域住民で共有している点などが評価されました。

手づくりハザードマップ作成手順

手づくりハザードマップは、2日間・合計5時間、3ステップに分けて作業をします。

  • ステップ1 運営者企画会議
                   ↓
  • ステップ2 勉強会・まち歩き (1日目、3時間)
                   ↓
    中間作業 (手づくりハザードマップ作業図の図化)
                   ↓
  • ステップ3 マップづくり (2日目、2時間)
                   ↓
    仕上げ作業(手づくりハザードマップの作図)

ステップ1 運営者企画会議

運営者企画会議

運営者企画会議は、町内会役員の方など、手づくりハザードマップを作成をする有志の方が、中心となって、マップづくりに必要な事項を話し合い、取り決めます。

運営者企画会議の概要は、次のとおりです。

  • 町内会などの地域住民団体が主体となって実施します。
  • 防災NPO法人に支援を要請すれば、契約等の事務の支援、ファシリテータ(促進者)と補助人員の派遣、各手引き等の印刷・提供、地図の作図・印刷といった幅広い支援が得られます。
  • 運営者企画会議で、次の事項を話し合います。
    (詳しくは手引きをご一読ください。)
         ○役割分担(特にNPO法人との役割分担)
         ○参加者選定、グループ分け
         ○実施スケジュールの立案
         ○支援者(市町村やNPO法人)への参加要請
         ○都市計画白図(市町村提供)と文房具の調達
         ○印刷業者への発注

ステップ2 勉強会・まち歩き(1日目)

まち歩き

ステップ2は、参加者が、集まって作業する1日目となります。

1日目は、勉強会1時間、まち歩き1時間、ワークショップ1時間の計3時間の作業となります。お住まいのまち中を歩いて、地域の地形や危険箇所を確認しますので、日中に実施してください。

1日目の作業内容は、次のとおりです。

  • 勉強会 (1時間)
    市町村の担当職員から「洪水ハザードマップ」の説明を受け、お住まいの地域の最大浸水深を学びます。
    また、「浸水実績図」に記載のある地域は、過去どのような浸水被害があったかを合わせて学びます。
     
  • まち歩き (1時間)
    お住まいのまちを、グループに分かれて改めて歩いて見て回ります。
    見て回るポイントは、地形の高低、フタのない水路やマンホールなど地域が浸水したときに見えなくなって危険と思われるもの、さらには洪水ハザードマップの状況でも浸水しないフロアのある高台や建物などです。
     
  • ワークショップ (1時間)
    市町村から提供される都市計画白図に、まち歩きで見て回ったことを思い出しながら、3種類の情報を書き込みます。

    ○早期浸水箇所(青色)
     地域で最初に水に浸かる場所を青く囲み、その水が広がる(集まる)方向を青い矢印で記入します。

    ○危険箇所(赤色)
     そうした早期の浸水状況で、水に浸かった場合に危険と思われる場所を赤い×印や、線で記入します。

    ○安全箇所(緑色)
     まず、市町村が指定している公共の避難所を緑色の二重丸で記入します。その後、まち歩きで確認した地域の高台を緑色の一重丸で記入します。
     参加者で話し合い、避難経路が記入できるようならば、緑色の線で避難経路を記入してもよいでしょう。
     また最後に15分程度の時間で、グループごとに1日目の成果を発表するようにしましょう。

中間作業 (手づくりハザードマップ作業図の図化)

参加者が集まって作業をする1日目と、2日目の間に、1日目のワークショップで作成したグループ別の“手書きのマップ”を、1枚のマップにまとめる作業が必要です

防災NPO法人に支援を要請している場合は、この作業についても支援が得られます。

手引き(運営者編)では、手書きでのまとめる例も紹介しておりますが、美しい仕上げとするために過去のモデル地区では、マイクロソフトワードを使用して作図しております。

例を提供しますので、図化する際の参考としてください。

ステップ3 マップづくり (2日目)

マップづくり

ステップ3は、参加者が、集まって作業する2日目となります。

2日目は、ワークショップ1時間20分、発表会と意見交換40分の計2時間の作業となります。
2日目は屋内作業のみとなり夜間でも問題ありませんので、参加者の皆様が集まりやすい時間帯で開催しましょう。

2日目の作業内容は、次のとおりです。

  • ワークショップ(1時間20分)
    中間作業で、1枚に図化したマップをもとに作業を行います。
    作業内容は次のとおりです。

    図化したマップの記載内容の確認(40分)
     手書きのマップをまとめた際に、誤りがないか確認します。また、隣のグループの記載内容と比較して、追記したり訂正したり、マップを推敲します。

    地図にコメントの記入(40分)
     1日目にマップに青赤緑の3色を記入しましたが、その理由を書き込んだり、過去の水害経験など、読者に伝えたいコメントを自由に記入します。
     
  • 発表会・意見交換会(1時間)
     推敲されたマップや、記入したコメントについて、グループごとに発表会を開催し、参加者で情報共有をしましょう。
     また、せっかく作成した地図ですので、今後の活用方法について参加者で話し合いましょう。
     是非、手づくりハザードマップを活用した大雨行動訓練を、地域で実施してみてはいかがでしょうか?

仕上げ作業(手づくりハザードマップの作図)

2日目の作業結果を踏まえ、コメントや、写真などを追加してマップを仕上げます。

防災NPO法人に支援を要請している場合は、この作業と、さらには全戸配布分のマップの印刷についても支援が得られます。

過去のモデル地区では、神社や鉄道など、地域の特徴的な地物や、通りの名前、避難所の電話番号など、仕上げにあたって工夫をしていますので、参考としてみてはいかがでしょうか?

手づくりハザードマップ作成の手引き

手づくりハザードマップの作成にあたっては、3種類の手引きを提供しています。

運営者向けが1種類と、参加者向けがステップ2(1日目)、ステップ3(2日目)の2種類あります。
確実にマップとしてまとめるために、運営者は必ず目を通して実施してください。

また、1日目、2日目の作業開始にあたっては、必ず最初に参加者向けの手引きを全員に配布し、その内容を理解して作業を進めるようにしましょう。

手づくりハザードマップ作成の手引き【最新の手引きを使用してください】

     (平成29年最新手引き【暫定版】)

 

モデル地区における実施事例

手づくりハザードマップは、平成19年度から平成21年度にかけて、県内の多くの自治会・自主防災会の皆様のご協力を得て、モデル実施を行っております。

ご提供します「手づくりハザードマップ作成の手引き」により実施した3地区の事例を、ご紹介します。

手づくりハザードマップモデル地区 実施例

  • 清須市 新川東部地区手づくりハザードマップ

    清須市新川東部地区での手づくりハザードマップの実施事例です。東西を河川に囲まれた地域の中央を、青く早期浸水として着色され、河川の堤防にそって避難してほしい様子が描かれています。これは、地域の中央を基幹の下水管が通っており、河川がはん濫するような大雨のときには、まず下水道のマンホールに水が集まり堪って行く様子が分かりやすく描かれています。

  • 一宮市 五日市場地区手づくりハザードマップ

    一宮市五日市場地区での手づくりハザードマップの実施事例です。東西を五条川と青木川といった県の河川に挟まれた低平地で、いずれの集落においても住宅地周辺の田が早期浸水する様子が描かれています。指定避難所である小学校へは、浸水箇所である田を横断せずに、地区東の国道に迂回する必要があることがよく分かります。また、雨水が道路から田に向かって流れ込む様子も矢印でうまく表現されています。

  • 岡崎市 久後崎地区手づくりハザードマップ

    岡崎市久後崎地区の手づくりハザードマップの実施事例です。地区の中央を南北に通る県道が、早期浸水箇所であることが分かります。これは、岡崎市の特徴で、丘陵地の間を流れる河川により低平地が形成されたことから、そうした谷筋にあたる道路が一番低い地形となっているからです。地区の南方の比較的遠くにしか指定避難所がないことから、地域を分断する名古屋鉄道本線の南北で、避難経路が異なることがよく分かります。

手づくりハザードマップのひな型

  • ひな型(A3版たて)

    Microsoft Wordを使って、手づくりハザードマップを作成する際のひな型(A3版たて)を提供します。このファイルには、タイトル、凡例やコメント欄が最初から作ってありますので、ここに都市計画白図を取り込みワークショップの結果を記入すれば、比較的簡単に作業ができます。

  • ひな型(A3よこ)

    Microsoft Wordを使って、手づくりハザードマップを作成する際のひな型(A3版よこ)を提供します。このファイルには、タイトル、凡例やコメント欄が最初から作ってありますので、ここに都市計画白図を取り込みワークショップの結果を記入すれば、比較的簡単に作業ができます。

  地域協働事業とは(手づくりハザードマップと大雨行動訓練)に戻る。

問合せ

愛知県 建設部 河川課 企画グループ
TEL:052-954-6553
E-mail: kasen@pref.aichi.lg.jp

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