ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
ホーム > 観光・文化・スポーツ > 文化芸術の振興 > 文化・芸術 > 『愛知県史』第18回配本の3巻と『愛知県史研究』第20号を刊行します

『愛知県史』第18回配本の3巻と『愛知県史研究』第20号を刊行します

平成28年3月30日(水曜日)記者発表

『愛知県史』第18回配本及び関連刊行物の発行について

愛知県では、本県の歴史的発展過程を明らかにし、県民のふるさと愛知に対する理解を深めていただくことなどを目的として、平成6年度から愛知県史の編さん事業を実施しています。今回、第18回配本として『通史編1 原始・古代』『資料編23 近世9 維新』『資料編36 現代』の3巻を刊行します。また、編さん過程における調査・研究活動の成果を取りまとめた『愛知県史研究』第20号を発行します。

 

『通史編1 原始・古代』

概要

旧石器時代から1180年の源平争乱前夜までを記述します。

菊判(布クロス装・函入り、カラー)912ページ

付録 CD-ROM版『通史編1 原始・古代』

作成部数 1,700部(内販売部数600部)

販売価格 5,000円(税込)

尾張元興寺跡出土軒丸瓦

尾張元興寺跡出土軒丸瓦

(名古屋市中区)

【名古屋市教育委員会蔵】

 

詳細

この巻の特徴

1 分かりやすい文章と400点以上の写真・図版

旧石器時代から1180年の源平争乱前夜までを、考古学と文献史学の両面から分かりやすい文章と多くのカラー写真や図表を用い記述しています。

2 電子版を付録として添付

書籍と同じ内容の電子版(CD-ROM版)を付録としました。コンピュータを利用して、興味・関心ある語句の検索をしたり、文字を拡大したりすることができます。

 

この巻の内容

1 東西の結節点としての愛知と人々の暮らし

古くは旧石器時代、縄文時代から愛知県域が東西の結節点であったことを明らかにするとともに、国内最大級の弥生遺跡である朝日遺跡、都へ送られた貢物に付けられた木簡(もっかん)、「尾張国郡司百姓等解文(おわりのくにぐんじひゃくしょうらげぶみ)」などの分析を通じて、この地に暮らした人々の生活にせまりました。

2 ヤマト王権と愛知県域との関わり

古墳時代後期最大級の断夫山古墳(だんぷさんこふん)やヤマトタケル伝承、持統天皇の三河行幸などから、ヤマト王権と愛知県域との関わりを、愛知県からの視点で記述しました。

3 都と尾張・三河国

尾張・三河両国は、蝦夷征討、都の造営、天皇の食卓など、天皇や摂関家、院への奉仕など、多岐にわたる負担を負ってきました。都から見た尾張・三河国とはどんな存在だったのか、またこの地の人々がいかなる対応をしたのか描きました。

4 伊勢・志摩と尾張・三河国

奈良・平安時代を通じて、尾張・三河国は伊勢神宮や斎宮、志摩国の財政を支えており、こうした在り方を論じました。

5 「愛知のものづくり」の源流

愛知県域で古くから始まる製塩・製陶等の歴史を通じて、「愛知のものづくり」の源流を明らかにしました。

通史編 チラシ [PDFファイル/1.24MB]

 

『資料編23 近世9 維新』

概要

近世から近代への移行期の尾張・三河の状況を政治・経済・文化の面から紹介します。

菊判(布クロス装・函入り)978ページ

付録 CD-ROM(近世資料編掲載史料データベース)

作成部数 1,300部(内販売部数300部)

販売価格 5,000円(税込)

大浜騒動

『明治殉教絵史』

(西尾市聖運寺蔵・西尾市指定文化財)

 

詳細

この巻の特徴

1 近世から近代への過渡期を「地域の視点」から描きました

慶応4年(1868)から明治4年(1871)までの史料を中心に、近世から近代への過渡期における複雑な政治過程や、目まぐるしく変わる社会制度に、当時の人々がどのように対応したか、各地域に残る地方(じかた)史料※の採録に努め、地域側の視点を活かしました。
※近世の村で作成された文書類(日記などの記録類や絵図などを含む)の総称

2 別編初期文書編及び資料編掲載史料データベースを収録しました

全9巻となる近世資料編の最終巻として、慶長5年(1600)から寛文13年(1673)までの近世初期の文書のうち、掲載を留保していた史料を初期文書編として収録しました。近世資料編全9巻の掲載資料の表題(史料の内容を要約したもの)・所蔵機関・地域情報等をデータベース化し、CD-ROMに収録し付録としました。

 

この巻の内容

1 複雑な政治過程と目まぐるしく変わる社会制度への対応を明らかにしました

旧幕府時代の支配の象徴であった城郭の破却や払下げ、身分制の解体による士族の授産政策への各藩の対応や混乱、新政府の殖産興業の推進に合わせた各藩での対応等、国全体の仕組みが変わる維新期ならではの特徴的な史料を収録しました。

2 近世から近代への過渡期を必死に生き抜いた人々の営みを描きました

戊辰戦争に際して、尾張藩は官軍の一員として参戦しました。その際に領内の村々に課された人的・物的負担の記録を収録しました。また、明治政府による神仏分離政策により村が負担することとなった神官の定額給与の軽減を求める願書や、敷設された電信線へのいたずらや破損行為など、制度変革に対する人々の戸惑いや苦労にも着目しました。

3 近世初期の史料を厳選しました

慶長五年から寛文期までの地方史料を、村、支配、境界と入会、土地と開発、交通と流通、職人、宗教と文化の7章構成で編集しました。

 

『資料編36 現代』

概要

終戦から昭和の終わりまでを紹介します。

菊判(布クロス装・函入り)1,014ページ

作成部数 1,300部(内販売部数300部)

販売価格 5,000円(税込)

1949年頃の愛知県庁

1949年頃の愛知県庁

(William S. Perry氏撮影 岡崎茂氏提供)

 

詳細

この巻の特徴

1 愛知県の現代をこの1冊で俯瞰しました

近代の資料編12巻を受けて、敗戦(1945年)から昭和の終わり(1989年)頃までを4期に分け、各期を政治・行政、産業・経済、社会・文化の三つの章で構成し、県の歴史の全体を俯瞰できるような資料を収録しています。また、伊勢湾台風については、別に1章を設けています。

2 「われらが愛知」を多用な資料で描きました

日本の中心という地理的優位性のもとで、多彩な地域資源を活用した内発型の発展を遂げてきた本県は、「ものづくり」を基盤とし、協働・共生のコミュニティを重視する社会を築いてきました。本巻では、そうした愛知県の姿につながる資料を取り上げています。

 

この巻の内容

第1編 敗戦から復興へ 《1945-1952年》

敗戦直後の物資も情報も乏しい中で、県民の不安と安堵との交錯する様子や、次第に明らかになる空襲被害の状況の中で、県の行政組織や政治・政党の動き、繊維・陶磁器等の地域産業復活の状況、農地改革の実績、そして県民生活の再生の中での民間福祉の基盤形成、教育改革や文化の復興等について採録しています。また、県財政の動きと社会運動については、各編ごとに特徴的なものを扱っています。

第2編 成長への胎動 《1952-1960年》

桑原県政定着とともに、総合計画の策定にもとづく県独自の施策が、市町村合併や愛知用水建設といった社会基盤整備と臨海工業地帯の発展とともに進みます。また、情報基盤の整備としてテレビ放送の開始がみられ、生活改善や青少年の保護育成などについても、具体的な資料を掲載しています。この期に起きた伊勢湾台風については、6年前の13号台風の深刻な災害への対応の遅れを教訓に防災体制の強化が意識され、その後のわが国の防災に対する考え方の原点となったことを示す資料を掲載しています。

第3編 高度成長 《1960-1973年》

高度成長の展開として工業の発展を裏付ける資料を採録しています。さらに、都市化の進展のもとで、中部圏への視座の拡大やモータリゼーションの進展として、交通整備計画、ニュータウン計画などを取り上げました。流通業の再編としてのスーパー店の展開を掲載しています。また、公害への対策といった新しい課題への対応を示す資料を採録しています。

第4編 安定成長から成熟へ 《1973-1989年》

桑原県政から仲谷・鈴木知事の時代を迎え、交流・発信力の増強として、名古屋オリンピックの招致活動や中部国際空港の推進などの資料を掲載しています。また、産業を超えた「省エネルギー」対策の事例を取り上げ、貿易摩擦への対応と海外生産の展開やライフスタイルの変化への対応を示す資料を採録しました。コミュニティ政策も本県の特徴を示すものでしたが、調和ある県民社会への展望として、産業首都構想、国際化とともに、地域生活の充実という発展目標を示した資料を掲載しています。

 

主な無償配付先

『愛知県史』及び『愛知県史研究』は、広く県民の方々に閲覧していただけるよう県内の図書館等や学生の教材用及び教員の研究資料として、大学等へ無償で配付しています。

(1) 県内

公立図書館、資料館、博物館、大学・短大、市町村等

(2) 県外

都道府県立中央図書館、歴史関係学部・学科設置大学、都道府県等

 

販売について

(1)愛知県史『通史編1 原始・古代』『資料編23 近世9 維新』『資料編36 現代』

5月23日(月曜日)から販売を開始します。

(2)『愛知県史研究』第20号

県史編さん室で4月1日(金曜日)から販売します。

 

購入方法

(1) 直接購入

愛知県総務部法務文書課県史編さん室

〒460-8501 名古屋市中区三の丸三丁目1番2号 自治センター8階

(2) 配送購入

ハガキ、ファックス、Eメールいずれかの方法により、氏名(フリガナ)、送付先住所(フリガナ)、電話番号、書名、冊数と配送購入希望の旨を明記し、県史編さん室まで送付してください。

 

問合せ・配送購入申込み先

愛知県総務部法務文書課県史編さん室

電話 052-972-9171(直通)

FAX 052-953-1514

Eメール kenshi@pref.aichi.lg.jp

 

【参考】県史編さん事業について

1 愛知県史について

愛知県史は、原始・古代から現代までを通史編(10巻)・資料編(36巻)・別編(12巻)として合計58巻を編さんする事業です。

(1) 県史編さんの目的は、次のとおりです。

ア 本県の歴史的発展過程を明らかにし、県民のふるさと愛知に対する理解を深めていただくこと。

イ 多くの貴重な歴史資料を県民共通の財産として後世に残し、県の学術及び文化の振興に役立てていくこと。

(2) 編さんの基本方針は、次のとおりです。

ア 近年の学問的水準を反映させたものとする。

イ 時代の変遷や歴史的評価の変化に左右されない資料編に重点を置いたものとする。

ウ 県民に親しまれるよう、できるだけ平易な文章で記述し、写真等を多く収録する。

エ 資料調査は県内外にわたり可能な限り広範囲に行うものとする。

 

2 刊行状況(昨年度まで)

平成10年度 「資料編6 古代1」

平成11年度 「資料編28 近代5 農林水産業」

平成12年度 「資料編8 中世1」

平成13年度 「資料編1 考古1 旧石器・縄文」「資料編32 近代9 社会・社会運動1」

平成14年度 「資料編2 考古2 弥生」「資料編11 織豊1」「資料編18 近世4 西三河」

平成15年度 「資料編26 近代3 政治・行政3」「資料編29 近代6 工業1」「資料編34 近代11 教育」

平成16年度 「資料編3 考古3 古墳」「資料編9 中世2」「別編 民俗3 三河」

平成17年度 「資料編16 近世2 尾西・尾北」「資料編27 近代4 政治・行政4」「別編 文化財1 建造物・史跡」

平成18年度 「資料編12 織豊2」「資料編33 近代10 社会・社会運動2」「別編 窯業2 中世・近世 瀬戸系」

平成19年度 「資料編19 近世5 東三河」「資料編30 近代7 工業2」「別編 民俗2 尾張」

平成20年度 「資料編7 古代2」「資料編10 中世3」「資料編25 近代2 政治・行政2」

平成21年度 「資料編4 考古4 飛鳥~平安」「資料編17 近世3 尾東・知多」「別編 自然」

平成22年度 「資料編13 織豊3」「別編 民俗1 総説」「別編 文化財2 絵画」

平成23年度 「資料編20 近世6 学芸」「資料編35 近代12 文化」「別編 窯業3 中世・近世 常滑系」

平成24年度 「資料編24 近代1 政治・行政1」「資料編31 近代8 流通・金融・交通」「別編 文化財3 彫刻」

平成25年度 「資料編14 中世・織豊」 「資料編15 近世1 名古屋・熱田」「資料編21 近世7 領主1」

平成26年度 「資料編22 近世8 領主2」「別編 窯業1 古代 猿投系」「別編 文化財4 典籍」


愛知県総務部法務文書課県史編さん室
編さんグループ
担当 加藤、山口
内線 777-27、777-30
ダイヤルイン 052-972-9171、9173

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)