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生活排水を考える 生活排水とは(愛知県の川や海のよごれ)

愛知県の川や海のよごれ

愛知県の状況

 川や海の水質については、水質汚濁の代表的な指標であるBOD(生物化学的酸素要求量)や、COD(化学的酸素要求量)の他、富栄養化の代表的な指標である全窒素、全りんなどの環境基準が定められています。
 平成25年度の環境基準の達成率は、河川についてはBODが94%で、長期的に見ると改善傾向にあります。海域については、 CODが45%、全窒素が100%、全りんが83%であり、長期的に見ると横ばいの状況です。
 伊勢湾・三河湾は水深が浅く、突き出した半島によって湾口が狭くなっていることなどから、外海と水の交換が行われにくい状況にあり、典型的な閉鎖性水域となっています。

  詳しくはこちら。(愛知県の河川、湖沼、海域、地下水などの状況)のページをご覧ください。

川や海の汚れの原因

 川や海に流れ込む水には、地表に降った雨水や、工場などからの産業排水、農業・畜産などからの排水のほか、台所やお風呂、トイレなど、わたしたちの日常生活から出される生活排水があります。
 かつては産業排水が水の汚れの主な原因でしたが、工場などに対する規制が強化され、排水対策の進んだ今日では、生活排水が汚れの大きな原因となっています
発生源別にみた汚れの割合

発生源別にみた汚れの割合

生活排水とは

 生活排水とは、台所、トイレ、お風呂など、私たちが日常生活で使った水のことです。そのうち、トイレの水(し尿)を除いたものを生活雑排水といいます。
 私たちが1人1日に出す生活排水のうち、生活雑排水の汚れは全体の約67%を占め、とくに台所からの汚れが多くを占めています。

1人1日あたりの汚れの排出の割合

1人1日あたりの汚れの排出の割合
(公益財団法人日本環境整備教育センター「浄化槽の維持管理」より)

食べ残しをそのまま流してしまったら

 みそ汁や牛乳、油などの食品をそのまま台所へ流した場合、コイやフナなどの魚が住むことができる水質(BOD値5mg/L以下)まで薄めるためには、とても多くの水が必要です。
 マヨネーズやケチャップ、カレーなど、鍋やお皿に残ったわずかな量でも、多くの人が毎日流すと、大変な量の汚れとなってしまいます。
主な食品の汚れの程度

主な食品の汚れの程度(愛知県環境部調べ)

川のよごれは海につながる

 生活排水に含まれる汚れには、有機物や窒素・りんなどの栄養塩類が含まれています。これらは、生命の営みに欠かせない栄養分ですが、閉鎖性水域である伊勢湾・三河湾などに大量に流れ込むと、富栄養化を引き起し、プランクトンが異常増殖して赤潮や苦潮が発生してしまいます。
 富栄養化や赤潮・苦潮の発生は、沿岸域におけるアサリや養殖魚の死滅、海苔の色落ちといった漁業被害を引き起こしたり、貴重な干潟の生態系を破壊することがあります。また、海水浴場の利用障害にもつながります。

 →赤潮情報・赤潮予報(愛知県水産試験場のページへ)

 →伊勢・三河湾貧酸素情報(愛知県水産試験場のページへ)

赤潮(三河湾)

赤潮(三河湾) (写真提供:愛知県水産試験場)

苦潮(三河湾)

苦潮(三河湾)(写真提供:愛知県水産試験場)

用語解説

BOD(生物化学的酸素要求量)

 水の汚れ(有機物)が微生物の働きで分解されるときに消費される酸素の量のことで、値が大きいほど、汚れの量が多いことを表します。

COD(化学的酸素要求量)

 水の汚れ(有機物)を薬品(過マンガン酸カリウム)で化学的に分解するときに消費される酸素の量のことで、値が大きいほど、汚れの量が多いことを表します。

赤潮

 プランクトンの異常な増殖により、海が変色してみえる現象のことです。増殖したプランクトンの種類により、赤色だけでなく茶褐色や緑色などもあります。

苦潮(にがしお)

 底層部の酸素のない水が、強い風や潮の流れの変化などで表層に移動し、海面が青色に変色したり、白濁したりする現象のことで、青潮とも呼ばれます。

問合せ

愛知県環境部水地盤環境課
調整・生活排水グループ
TEL 052-954-6219
FAX 052-961-4025
E-mail mizu@pref.aichi.lg.jp