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平成28年度公共用水域及び地下水の水質調査結果について

平成29年6月16日(金曜日)発表

平成28年度公共用水域及び地下水の水質調査結果について

 愛知県では、水質汚濁防止法第16条第1項の規定により作成した「平成28年度公共用水域及び地下水の水質測定計画」に基づき、関係機関(国土交通省及び水質汚濁防止法に定める6政令市(名古屋市、豊橋市、岡崎市、一宮市、春日井市及び豊田市))が行った県内の水質調査結果をとりまとめました。調査結果の概要は次のとおりです。

水質調査結果の概要

○公共用水域の水質調査結果の概要

  • 健康項目

    河川、湖沼、海域の139地点で調査をした結果、名古屋市内水域の1地点1項目を除き、全ての地点、全ての項目で環境基準を達成しました。

  • 生活環境項目

  河川におけるBODの環境基準の達成率は96%で、長期的な推移をみると改善傾向にあります。

  湖沼(油ヶ淵)におけるCODの環境基準は達成しておりませんが、水質は長期的な推移をみると改善傾向にあります。

  海域における環境基準の達成率は、CODが55%、全窒素が83%、全燐が100%であり、長期的な推移をみると、CODが概ね横ばい、全窒素及び全燐は改善傾向にあります。

  また、水生生物の保全に係る環境基準の達成率は、基準項目である全亜鉛、ノニルフェノール、LASについて、それぞれ河川で88%、100%、95%、湖沼及び海域で100%、100%、100%でした。

○地下水の水質調査結果の概要

 

 県内の全体的な地下水質の概況を把握するため111地点で調査をした結果、101地点では全ての項目で環境基準を達成しましたが、10地点で砒素、ふっ素等、環境基準を超過した項目がありました。

 超過した10地点については、汚染井戸周辺地区調査を行うとともに井戸所有者への飲用指導を実施しました。これらの地点については、今後も調査を継続してまいります。

1 公共用水域の水質調査結果

(1)健康項目(人の健康の保護に関する環境基準項目)

  • 河川、湖沼、海域の139地点で調査した結果、138地点はすべての項目で環境基準を達成しました。
  • 名古屋市内水域の荒子川の荒子川ポンプ所で1,2-ジクロロエタン(年間平均値0.012mg/L)が環境基準(基準値0.004mg/L)を達成しませんでしたが、その他の項目は全て環境基準を達成しました。

(2)生活環境項目(生活環境の保全に関する環境基準項目)

  • 河川の有機汚濁の代表的な指標であるBOD、湖沼及び海域の有機汚濁の代表的な指標であるCOD、海域の富栄養化の代表的な指標である全窒素及び全燐、水生生物の保全に係る環境基準項目である全亜鉛、ノニルフェノール及びLASの調査結果について、それぞれの環境基準への達成を判断し、達成率をとりまとめました。
  • 達成率の長期的な推移をみると、河川のBOD、海域の全窒素及び全燐については改善傾向にあり、海域のCODについては概ね横ばいで、湖沼のCODについては未だ達成していません。
環境基準の達成水域数及び達成率
 

調査項目

類型指定水域数

環境基準達成水域数(環境基準達成率)

26年度

27年度

28年度

河川

BOD

49(注1)

49(100%)

47( 98%)

 47( 96%)

水生生物保全環境基準

全亜鉛

42(注1)

33( 79%)

37( 90%)

 37( 88%)

ノニルフェノール

42(100%)

42(100%)

42(100%)

LAS

41( 98%)

40( 95%)

 40( 95%)

湖沼

COD

  1

0(  0%)

 0(  0%)

 0(  0%)

水生生物保全環境基準

全亜鉛

  1

1(100%)

1(100%)

1(100%)

ノニルフェノール

1(100%)

1(100%)

1(100%)

LAS

1(100%)

1(100%)

1(100%)

海域

COD

11(注2)

5( 45%)

7( 64%)

6( 55%)

全窒素

6(注2)

6(100%)

5( 83%)

5( 83%)

全燐

4( 67%)

4( 67%)

6(100%)

水生生物保全環境基準

全亜鉛

4(注2)

4 (100%)

4(100%)

4(100%)

ノニルフェノール

4(100%)

4(100%)

4(100%)

LAS

4(100%)

4(100%)

4(100%)

(注1) 河川の類型指定水域数について、調査項目により数は異なるが、対象河川は同一である。

(注2) 海域の類型指定水域数について、COD、全窒素及び全燐については伊勢湾(三河湾を含む。)であり、水生生物保全基準については伊勢湾(三河湾を除く。)である。

bodcodcod

2 地下水の水質調査結果

(1)概況調査

  県内の全体的な地下水質の概況を把握するためにメッシュ調査(注3)を92地点、定点調査(注4)を19地点の計111地点で調査した結果、メッシュ調査は6地点、定点調査は4地点の計10地点で、環境基準を超過した項目がありました。

    そのうち新たに環境基準の超過が判明したメッシュ調査の6地点については、汚染井戸周辺地区調査を行うとともに井戸所有者に対する飲用指導を実施しました。

 (注3) 県内を約5km(三河山間部は約10km)のメッシュに区分して行う調査のこと。

 (注4) 地下水質の経年変化を把握するため、同一地点で行う調査のこと。

環境基準超過地点数等

(2)定期モニタリング(継続監視)調査

  過去の概況調査及び事業者からの報告等で地下水汚染が判明した地域の継続的な監視を行うため、165地点298本の井戸で調査を実施しました。その結果、101地点138本で環境基準を超過しました。

(3)汚染井戸周辺地区調査

  汚染範囲等を確認するため、(1)の概況調査(メッシュ調査)において新たに環境基準を超過した6地点のうち4地点(注5)の周辺の井戸23本、及び事業者からの報告等により新たに地下水汚染のおそれがあると判断した22地点の周辺の井戸115本の計26地点138本の井戸で調査を実施しました。その結果、12地点16本で環境基準を超過しました。このうち、継続的な監視が必要と考えられる4地点4本の井戸については、平成29年度以降も調査を実施します。

 (注5) 残りの2地点は汚染原因が地層・地質由来であると推定されたため、周辺井戸の地下水調査は実施していません。

環境基準の超過地点数

調査区分

調査地点数

環境基準超過地点数

概況調査

メッシュ調査

92(92)

6(6)

定点調査

19(19)

4(4)

定期モニタリング調査

165(298)

101(138)

汚染井戸周辺地区調査

26(138)

12(16)

           (注6) ( )内は井戸の本数を示す。

3 今後の対応

 引き続き常時監視に努め、環境基準の達成状況を把握するとともに、水質汚濁防止法、県民の生活環境の保全等に関する条例等に基づき、事業者指導、生活排水対策等を総合的に推進し、環境基準の達成・維持に努めていきます。

平成28年度公共用水域及び地下水の水質調査結果

問合せ

愛知県 環境部 水地盤環境課
調査・計画グループ 岡田、夏目
内線 3058・3044
電話 052-954-6221(ダイヤルイン)
規制・土壌グループ 永井、宮本
内線 3045・3050
電話 052-954-6225(ダイヤルイン)
E-mail: mizu@pref.aichi.lg.jp

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