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低温期に品質・収量が優れるアオジソ新品種を開発しました~全国第1位のアオジソ生産を支えます~

愛経3号
         新品種「愛経3号」
 愛知県農業総合試験場と愛知県経済農業協同組合連合会(以下「経済連」という。)は共同で、11月から翌年5月に収穫する作型に向くアオジソ新品種「愛経3号」を開発し、本日付けで種苗法に基づく品種登録出願を行いました。
本品種は、11月から翌年4月の外観品質が優れる上に収量が多く、シソ斑点病※1に抵抗性を持つことから、本県のアオジソ生産に大きく貢献することが期待されます。

1 開発の経緯

 愛知県は全国一のアオジソ生産県であり、出荷量は全国シェアの半分以上を占めています※2。本県のアオジソは、従来品種「愛経1号※3」及び在来系統※4が温室内で栽培され、周年出荷されています。
冬から春に収穫する作型においては、「愛経1号」では葉の縁が波打つ状態(波打ち※5)になりやすく出荷調整作業に手間がかかること、在来系統では葉裏が赤く着色しやすいため品質が低下することが問題となっていました。
 そこで、農業総合試験場と経済連は、共同で平成21年から低温期でも品質が優れる新品種の開発に取り組みました。農業総合試験場で交配した系統から、低温期の栽培に向く個体を選定し平成27年から豊橋市、豊川市及び田原市での栽培試験を重ね、平成29年8月に完成しました。

2 新品種の特徴

(1)従来品種「愛経1号」に比べ、低温期に葉の波打ちが少ないため、出荷調整作業が容易になります。
(2)在来系統に比べ葉裏の着色が少ないため、低温期の品質が優れます。
(3)従来品種「愛経1号」に比べ1割以上、収穫量が増えます。
(4)シソの重要病害のひとつであるシソ斑点病に抵抗性を持っています。

3 今後の予定

(1)今後、種子の増殖を進め、2019年の秋から県内産地で栽培を開始し、同年冬から出荷される予定です。
(2)県内の各産地の冬から春に収穫する作型について、順次切り替えを進めます。

4 関連説明

※1 シソ斑点病 とは、葉に褐色から黒色の斑点が発生する糸状菌による病害です。感染すると商品価値が低下します。
※2 本県は作付面積、出荷量ともに全国一のアオジソ産地で、作付面積※は120ha(全国シェア55%)、出荷量※は3,359t(同55%)です (平成26年産 出典:農林水産省、※施設データ)。県内の主な産地は豊橋市、豊川市、田原市です。
※3 「愛経1号」は、農業総合試験場と経済連が共同で開発したアオジソ品種で、平成21年3月に品種登録しました。
※4 在来系統とは、各産地で長年栽培されている種の総称です。シソ斑点病に弱く、低温期に葉裏が赤く着色するため、商品価値が下がる点が問題となっています。
※5 葉の波打ちとは、日中と夜間の温度格差が大きいことにより、葉が平滑でなく、葉縁が波打ったような形態となることです。波打った葉が多いと揃いが悪く、出荷調整作業に手間がかかります。

5 共同研究機関の問合せ先

愛知県経済農業協同組合連合会 
園芸部 東部販売課(東三河センター内)
所在地  愛知県豊橋市西幸町字笠松111
担当者  河村信吾(かわむらしんご)・渡会美津雄(わたらいみつお)・間瀬昇(ませのぼる)
0532-47-8205

参考資料

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