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野菜研究室

ページID:0069813 掲載日:2023年3月17日更新 印刷ページ表示

野菜研究室の研究内容を紹介します

 野菜研究室では、トマト、イチゴ、ナス等の品種の育成や栽培技術の改善などに取り組んでいます。以下に近年の研究成果の一例を紹介します。

大果多収性のイチゴ品種「愛経4号」を開発

 果実が大きく、収穫開始が早く、収量の多いイチゴ「愛経4号」を愛知県経済農業協同組合連合会と共同で開発しました。果実の果皮色は赤色で、光沢が強く、果肉色は淡赤色です。糖度は収穫期間を通して安定して高く、良食味です。2015年度に育成を開始し、2020年8月に育成完了、2021年1月に種苗法に基づく品種登録出願を行いました。

〇イチゴ新品種「愛経4号」の育成(愛知県農業総合試験場研究報告 第53号)

イチゴ「愛経4号」の果実画像

イチゴ「愛経4号」の果実

多収性で漬物加工にも向く単為結果性とげなしナス品種「試交17-22」を開発

 栽培管理しやすく多収性のナス品種「試交17-22」を開発しました。本品種の果形は長卵形で、果皮は光沢のある黒紫色です。単為結果性及びとげなし性を持つため、省力的かつ快適に栽培することができます。また、収量は、県内主要品種で多収性の「千両」と同等です。加えて、果皮が比較的柔らかいことから、ナスの重要な販路である漬物加工にも適しています。2021年11月に種苗法に基づく品種登録出願を行いました。
ナス「試交17-22」の果実画像

ナス「試交17-22」の果実

施設果菜の環境制御に関する研究成果

 愛知県は、太陽光を利用した施設で、施設内の温度、湿度、二酸化炭素(CO₂)を常時モニタリングしながら環境を制御する「あいち型植物工場」の普及を進めています。農業総合試験場では、トマト、ミニトマト、ナス、イチゴについて、あいち型植物工場における高収益生産技術を開発するため、愛知県経済農業協同組合連合会及びトヨタネ株式会社と共同研究を行いました。その成果を2022年3月に最新の栽培手引書となる「あいち型植物工場環境制御ガイドライン(トマト、ミニトマト、ナス、イチゴ)」としてまとめ、WEBページで公開しています。

〇あいち型植物工場環境制御ガイドライン(研究の成果(技術情報))

あいち型植物工場環境制御ガイドライン表紙画像

あいち型植物工場環境制御ガイドライン表紙

 
 
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問合せ

愛知県 農業総合試験場

電話: 0561-62-0085

E-mail: nososi@pref.aichi.lg.jp