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知の拠点あいちのあいちシンクロトロン光センターが、金属、無機材料の分析に対応した新しいビームラインの供用を開始します

 知の拠点あいちのあいちシンクロトロン光センターが、金属、無機材料の分析に対応した新しいビームラインの供用を開始します~ 次世代自動車分野やエネルギー分野などの研究開発に貢献 ~

 地域企業等の研究開発を支援するナノレベルの先端計測分析施設であるあいちシンクロトロン光センター(※1)(運営主体:公益財団法人科学技術交流財団)は、愛知県の支援により整備した新たなビームライン(※2)を、平成29年1月から供用開始することとしましたので、お知らせします。なお、利用申込の受付は平成28年12月19日(月曜日)から開始します。
 このビームラインは、需要が多く、利用申込が利用枠を常時超過している既存のビームラインと同等以上の機能を持ち、より高エネルギー領域での測定と大型測定装置の持ち込みが可能となります。
 また、金属や無機材料の分析に適しており、例えば、高価なレアメタルの使用量を抑えた低コストの燃料電池用電極触媒の開発など、次世代自動車分野やエネルギー分野などの研究開発への貢献が期待できるものです。
 多数の企業・大学等の研究者の皆様の御利用をお待ちしています。
BL11S2外観写真
新しいビームライン(BL11S2)の外観

1 新設ビームラインの機能

(1)名称:硬X線XAFS(※3)IIビームライン(BL11S2)

(2)光エネルギー:5~20keV(平成29年度から5~26keVの予定)

(3)ビームサイズ:0.5mm×0.3mm

(4)エネルギー分解能※4[E/ΔE]:7,000@12keV

(5)特徴

  ア 大規模実験ハッチ及びハッチ内クレーンを設置し、利用者が測定装置を持ち込

   むことが可能。研究ラボレベルの微小な試料だけではなく、製品レベルの大型

   試料でも測定実験が可能。

  イ 排ガスダクトを擁し、持込設備による実使用環境下での動的測定実験が可能

    (高純度水素、酸素、窒素及びヘリウムガスは常備)。

  ウ 平成29年度からは、従来のビームラインで測定可能だった元素に加え、産業的

   に重要なロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)や銀(Ag)なども測定可能となる予定。

2 利用について

 (1)利用申込対象期間

    平成29年1月11日(水曜日)から1月31日(火曜日)まで

 (2)受付

    平成28年12月19日(月曜日)午前8時45分から随時受け付けます。

    ※利用日の決定は、原則先着順です。

    ※平成29年2月以降の利用については、平成29年1月から2か月ごとに定期的に

     受け付けます。

 (3)利用申込方法

    ・利用申込書及び誓約書をメール、FAX、郵送又は持参にて、あいちシンクロ

     トロン光センターへ提出

    ・利用申込書及び誓約書はあいちシンクロトロン光センターのWebページ

     (http://www.astf-kha.jp/synchrotron/userguide/download/)からダウン

     ロードできます。

  (4)その他

  利用時間、利用料等については、Webページを御確認ください。

   (http://www.astf-kha.jp/synchrotron/userguide/

3 申込先及び問合せ先

  公益財団法人科学技術交流財団

   あいちシンクロトロン光センターユーザー支援室(担当:東、野崎、砥綿、永見)

  〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町250-3

  電話:0561-76-8330  FAX:0561-21-1652

  mail:aichisr@astf.or.jp

  URL:http://www.astf-kha.jp/synchrotron/

【用語説明】

 

用語

説明

※1

あいちシンクロトロン光センター

 

 公益財団法人科学技術交流財団が整備・運営する、ナノテク研究に不可欠な最先端の計測分析施設(平成25年3月オープン)。

 産業利用を主目的とし、隣接するあいち産業科学技術総合センター(運営主体:愛知県)が備える高度計測分析機器との相互利用によって、地域企業の技術的な課題解決を強力に支援する。

 現在8本の共用ビームラインが稼働しており、全国から200を超える企業・大学等の利用実績がある。

 なお、シンクロトロン光とは、ほぼ光速で直進する電子が電磁石によって進行方向を変えられた際に発生する電磁波のこと。非常に明るく(通常の 計測装置で用いる電磁波の千倍から百万倍)、1台の装置でマイクロ波、赤外、可視、紫外からX線まで連続した波長の光を出すことができ、この光を利用して様々な計測・分析を行う。

※2

ビームライン 

 シンクロトロン光を用いて計測分析を行う測定装置。あいちシンクロトロン光センターでは、測定手法別に合計8本(うち1本は名古屋大学が設置)を供用している。測定するもの(試料)に合わせたビームラインを利用することにより、多種多様な分析を、汎用機器と比較して短時間かつ高精度に行える。

※3

硬X線XAFS

 硬X線領域のX線吸収微細構造測定法のことで、金属、無機材料の分析に適する。

※4

エネルギー分解能

 区別できる最小のエネルギー差

あいちシンクロトロン光センター ビームライン配置図

ビームライン配置図