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「新設楽発見伝4」(設楽ダム関連遺跡発掘調査成果報告会)を開催します

「新設楽発見伝4」(設楽ダム関連遺跡発掘調査成果報告会)を開催します

 愛知県教育委員会では、北設楽郡設楽町内に建設が予定されている設楽ダムの建設工事に伴い平成18年度から発掘調査を行っており、これまでの発掘調査で多くの貴重な発見がありました。

 この設楽ダム建設に関連する発掘調査への理解を深めていただくため、新たに発見されたいにしえの設楽を未来に伝える「新設楽発見伝4」 [PDFファイル/1.68MB]と題して、下記により発掘調査成果報告会を開催することとなりましたので、お知らせします。

 

1 主催

設楽町教育委員会
国土交通省中部地方整備局設楽ダム工事事務所
(公財)愛知県教育・スポーツ振興財団愛知県埋蔵文化財センター
愛知県教育委員会

2 日時

平成30年3月3日(土曜日) 午後1時から午後4時まで(受付開始:午後0時30分)

3 場所

設楽町田口特産物振興センター2階(設楽町田口字向木屋3-1)

4 内容

 平成29年度に行われた大畑遺跡(おおはたいせき)、マサノ沢遺跡(まさのさわいせき)の発掘調査の成果について報告します。また、発掘調査と同時にすでに現地調査が終了した遺跡の整理・報告書作成事業も開始しており、平成29年度に整理調査を実施した西地・東地遺跡(にしじひがしじいせき)の詳しい調査成果についても報告します。そして、昭和40年代に発掘調査された大名倉遺跡(おおなぐらいせき)の調査成果に関する講演と合わせ、大名倉地区の縄文時代遺跡について座談会を行います。
 また、会場では、各遺跡からの出土品を展示し、写真パネルにより発掘調査の状況をご覧いただきます。

5 連絡先

(成果報告会関係)
愛知県教育委員会生涯学習課文化財保護室 保護・普及グループ
   担当 松本・野口      電話 052―954―6783(ダイヤルイン)

(調査成果関係・当日連絡先)
(公財)愛知県教育・スポーツ振興財団愛知県埋蔵文化財センター調査課
   担当 鈴木正貴     電話 080―1571―4982

(ダム事業関係)
国土交通省中部地方整備局 設楽ダム工事事務所
   担当 副所長 武田     電話 0536―23―4331(代表)

6 その他

参加費は無料です。また、事前の申し込みも不要です。
当日は資料(A4版20ページ程度)を用意いたします。

発表する遺跡の概要(発掘調査結果)

1 マサノ沢遺跡  [PDFファイル/534KB]

設楽町小松所在、調査面積2,050平方メートル
河岸段丘上に所在する。縄文時代後期中葉の配石墓 (石棺墓) と縄文時代晩期後葉から弥生時代前期を中心とする土器棺墓の遺跡。発見された各時代のおもな遺構と遺物は以下の通り。

縄文時代後期: 配石墓 (石棺墓) など墓地に関連する遺構
          ハート形土偶、岩偶・岩版類、石棒・石刀類などの祭祀具、土器、石器など

縄文時代晩期後葉〜弥生時代前期: 土器棺墓(5基)

【特筆すべき遺構と遺物】
○石棺墓や配石墓などの墓地は愛知県内に類例がなく、今回初めて確認された。
○ハート形土偶(体部のみ)は東海地域で初めての確認例。南東北から北関東にかけて出土することが多く、遠隔地交流の一端として注目される。
○岩偶・岩版類は3個体が1つの配石墓から出土した。墓に関連する遺構から3個体がまとまって出土することは極めて珍しく注目される。
○土器棺墓が複数見つかった奥三河の遺跡は少なく、良好な状態で確認でき、弥生時代開始期の貴重な類例となった。

2 大畑遺跡 [PDFファイル/422KB]

設楽町川向所在、調査面積13,950平方メートル

丘陵地頂部のくぼ地とその周囲に所在する(標高420〜440m)。縄文時代中期後葉を中心とする集落遺跡で、当該期の竪穴建物跡や時期不詳の陥し穴などの遺構が1000基以上検出された。検出されたおもな遺構と遺物は以下の通りである。

・縄文時代中期後葉: 竪穴建物跡8基
              縄文土器(深鉢)、石鏃など
・縄文時代中期後葉〜後期: 集石炉1基
・縄文時代の可能性が高い: 陥し穴6基以上
                  摺石、打製石斧、黒曜石や溶結凝灰岩の剥片

【特筆すべき遺構と遺物】
○竪穴建物跡には石囲炉が伴っており、円形のものや副炉のあるものは県内で類例がなく、類例のある中部高地から移動してきた人々によって造られた可能性が考えられる。
○遺跡中央のくぼ地には湧水もあり、川から離れた場所でありながら水の得られる環境があり、その周囲が摺石などを使った食糧加工の場になっていたとみられる。

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