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愛知県陶磁美術館 開館40周年記念企画展 瀬戸陶芸の黎明 を開催します

愛知県陶磁美術館 開館40周年記念企画展

瀬戸陶芸の黎明(れいめい)
―創作の源流を辿って―

会期:平成30年4月14日(土)~6月17日(日)

 大正時代から昭和初期を中心とする瀬戸陶芸の黎明期においては、大正期に行われた図案研究や、大正2年に始まる農商務省主催の展覧会への出品などが起点となり、研究を目的とした作家集団が続けて結成されました。
こうした中、昭和初期に瀬戸を訪れ、若い作家たちに多大な影響を与えたのが、「工芸は総合芸術である」との考えを提唱した工芸家・藤井達吉(ふじいたつきち)(1881-1964)でした。瀬戸の作家たちは、藤井との交流の中で、芸術・工芸思想に触れ、創作の源泉であるスケッチの重要性を認識し、それぞれの制作に取り組みました。
こうした作家たちの活動は、昭和21年の加藤華仙(かとうかせん)による瀬戸初の日展特選受賞に象徴されるように、より多彩に展開しました。
 本展は、大正期の図案研究から加藤華仙の日展特選受賞の頃までを中心に振り返ります。特に、これまで公開されることが少なかった愛知県美術館所蔵の藤井達吉コレクションの陶磁器作品群を通じて、瀬戸の作家たちと藤井達吉との濃密な交流から生まれた意欲的な食器・作品制作、スケッチや図案に注目し、藤井自身の作品や図案とも対比しながら、瀬戸の創作陶芸の源流を辿ります。

1 会  期    平成30年4月14日(土)から6月17日(日)まで
           *休館日:毎週月曜日(ただし、4月30日(月・振休)は開館、5月1日(火)は休館)
2 開館時間    午前9時30分から午後4時30分まで(入館は午後4時まで)
                 *ただし、4月14日(土)は開会式のため、観覧は午前11時から
3 会  場   愛知県陶磁美術館 本館第1・第2展示室
4 主 催 等   主催 愛知県陶磁美術館、共催 朝日新聞社
           後援 愛知県教育委員会・愛知高速交通株式会社(リニモ)
5 主な展示作品  別紙のとおり

みどころ

◆瀬戸陶芸の黎明期に活動した若い作家たちの、知られざる作品やスケッチを展示いたします。

 これまで紹介されることが少なかった作家の、青春期の息吹が感じられる作品を紹介します。

◆藤井達吉の陶磁器・七宝・絵画・図案作品を展示します。

 愛知県美術館の藤井達吉コレクションを中心に紹介します。

6 関連行事
(1)記念講演会「藤井達吉の芸術について」
   日時:平成30年4月28日(土)午後1時30分から午後3時まで
   講師:木本文平(きもとぶんぺい)氏(碧南市藤井達吉現代美術館長)
   会場:本館地下1階講堂
  *参加無料、申込不要
(2)記念対談「瀬戸陶芸の黎明期と作陶会」
   日時:平成30年5月13日(日)午後1時30分から午後3時まで
   講師:亀井勝(かめいまさる)氏(陶芸家)、服部文孝(はっとりふみたか)氏(瀬戸市美術館長)
   会場:本館地下1階講堂
  *参加無料、申込不要
(3)座談会「やきものの技法から瀬戸を知る 練込技法 水野教雄」
   日時:平成30年5月20日(日)午後1時30分から午後3時30分まで
   講師:水野教雄(みずののりお)氏(陶芸家) (聞き手:当館職員)
   会場:陶芸館
   定員:20名
  *要事前申込(申込方法は、当館公式WEBサイトにて御案内します)、参加料240円
(4)担当学芸員によるギャラリートーク
   開催日:4月15日(日)、29日(日・祝)、5月4日(金・祝)、6日(日)、27日(日)、6月10日(日)
   *各日午後1時30分から1時間程度
  *申込不要、参加無料(ただし、本展観覧券が必要です)

●各イベントの詳細につきましては、当館公式WEBサイトを御覧ください。
  公式WEBサイトhttp://www.pref.aichi.jp/touji/
〈観覧料〉
   一般600円(480円)、高校・大学生500円(400円)、中学生以下無料
  *( )内は20名以上の団体料金
とうじっち

別紙 主な展示作品

(※高解像度の広報用画像がございます。担当までお問い合わせください。)
櫛目唐黍文果物皿
長江明治(ながえめいじ) 櫛目唐黍(くしめとうきび)文果物皿1935年頃 
愛知県美術館
 モチーフのトウモロコシ(唐黍)を櫛目技法と呼ばれる線彫りで優美にあわらしている。トウモロコシ葉を瀬戸呉須(ごす)の青色で塗っているが、その上に掛けられた御深井釉(おふけゆう)と相まって色がにじみ、情感的な雰囲気を醸している。
葡萄文四方鉢
鈴木青々(すずきせいせい) 葡萄文四方鉢 1940年頃 
個人蔵
 鈴木青々が1940年に日展に初入選を果たした作品の姉妹作である。器面一杯に描かれたみずみずしい葡萄文が目をひくが、葡萄の実の部分にはあらかじめ布目文が押されていて、絵付けと質感の変化をあわせて装飾効果をねらっている。この布目技法は、青々独自の創案で、以後、代表的な作風の重要要素となった。
牡丹文碧瓷(へきじ)鉢
加藤華仙(かとうかせん) 牡丹文碧瓷(へきじ)鉢 1946年 
瀬戸市美術館
 華仙は、従来、掻き落し技法や絵付け技法で作品制作を行っていたが、本作品ではそれまでのイメージを打ち破り、トルコ青の釉薬と浮彫で牡丹文様をあらわし、1946年の日展に出品し、瀬戸初となる特選を受賞した。
図案集「路傍(ろぼう)」
藤井達吉(ふじいたつきち) 図案集「路傍(ろぼう)」 1938年 
愛知県美術館
 「路傍」は藤井達吉が4年の歳月をかけて完成させた50部限定の肉筆による図案集である。本図案は絡まり合う植物の蔓や葉をモチーフにしている。図案でありながら、線や構図の略化や強調よりも、絵画性を重視した新時代を感じさせる図案である。

お問い合わせ

愛知県陶磁美術館
担当:佐藤、田畑
電話:0561-84-7474
内線:358、353

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