企画展
愛知ノート
―土・陶・風土・記憶―
Aichi Notes -Clay, Ceramics, landscape and Memory-
2015年1月10日(土)~3月15日(日)
毎週月曜日休館(但し休日の場合はその直後の平日)
当日割引券付のチラシをダウンロードできます。PDFをA4で印刷し、当日券をお買い求めの際、
表面下の当日割引券部分をチケット受付にてご提示いただくと、当日割引券として使用できます。
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展覧会の概要
当館の豊富なコレクションが示すように、やきものは一万数千年以上もの間、人々の生活と深い関わりを持って展開してきました。このことは食器や建築装飾素材、祭器、土偶、オブジェなどやきものが示す多様な輪郭によってもわかります。そこでは今では想像もできないほど様々な領域にまたがって、生活や風土に根ざした素材や技術、装飾などが生み出され、豊かな造形世界が形作られていたように思います。
特に愛知県では古来やきものの生産が盛んであり、人々の生活様式や思考を形作る大きな柱の一つになってきたといえます。それは良質の粘土が大量にとれるという、この地域の地質や気候、風土とも関わりが深いように思います。
これまでに現代の陶芸表現を紹介するという意味での「現代陶芸」展は数多く開催されてきました。しかし、現在の人々にとって、やきものがどういうものであり、なぜ人々の生活と関わり合い、そこに親密さを感じるのかといった視座はほとんど意識されてきませんでした。
そこで本展では、様々な資料と芸術家たちの作品を通じて、瀬戸や常滑などの窯業地を抱える愛知がもつ豊かな風土の記憶を顕在化させる試みを行います。風土に根ざした豊かなやきものの魅力を再発見していただければ幸いです。
主な出品作品、作家(順不同・敬称略)
・資料:
東海湖関係資料(土壌、地質学、鉱物)、瀬戸の窯焚き・常滑の祭などの映像、古瀬戸、古常滑など
・作家:
中谷泰、北川民次、東松照明、山田脩二、三代山田常山、長江重和、戸田守宣、長澤和仁、阿曽藍人、栗田宏一、味岡伸太郎、渡辺泰幸、河村陽介(NODE)、田島秀彦、小栗沙弥子
展覧会関連イベント
「愛知ノート」展追加イベント「土の色とお茶を味わう」
≪「穹」愛知ノートバージョン≫(味岡伸太郎作)にて呈茶を行います。土染めの茶室でお茶を味わいながら味岡伸太郎氏との会話をお楽しみください。
日時:2月28日(土) 午後1時30分から各回約20分ずつの入れ替わり制
会場:本館・特別展示室
定員:合計20名(各回4名ずつ)
*事前申込制、参加費無料、ただし観覧券が必要。
*申し込み多数の場合は抽選となります。なお時間につきましては当方で指定させていただきますのでご了承ください。
申込方法:住所、電話番号、氏名、年齢、その他(特記事項など)をご記入の上、FAXもしくはメールにて下記までお申し込みください。
○ FAXの場合は:0561-84-4932 愛知県陶磁美術館 「愛知ノート 茶室」係
○ メールの場合は:touji@pref.aichi.lg.jp
必ず件名に「愛知ノート 茶室」係 とご記入をお願いします
締切:定員に達し次第、締切ます。
河村陽介(NODE)によるプロジェクションマッピングを用いたオーディオ・ビジュアルパフォーマンス「Surface/Aichi」
日時:1月18日(日) ①午後1時 ②午後3時 *20分程度
会場:本館・第2展示室
*事前申込不要、参加費無料、ただし観覧券が必要。
「瀬戸をあるく・瀬戸をしる」※定員に達しましたので、申込みは締め切りました。
案内役:服部文孝氏(瀬戸市美術館館長)
日時:2月8日(日) 午後1時~5時頃
定員:25名(事前申込制、先着順)
*名鉄瀬戸線「尾張瀬戸」駅集合、現地解散
*事前申込制、参加費(保険料実費)
【申込方法】
住所、電話番号、氏名、年齢、その他(特記事項など)をご記入の上、往復はがきまたはメールにて下記までお申し込みください
○ 往復はがきの場合は:〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地
愛知県陶磁美術館 「愛知ノート 瀬戸をあるく」係
○ メールの場合は:touji@pref.aichi.lg.jp
必ず件名に「愛知ノート 瀬戸をあるく」係 とご記入をお願いします
締切:1月31日(土)
「常滑をあるく・常滑をしる」※定員に達しましたので、申込みは締め切りました。
案内役:小栗康寛氏(とこなめ陶の森 資料館)
日時:2月15日(日) 午後1時~4時頃
定員:25名(事前申込制、先着順)
*名鉄常滑線/空港線「常滑」駅集合、とこなめ陶の森にて解散
*事前申込制、参加費(保険料実費)
【申込方法】
住所、電話番号、氏名、年齢、その他(特記事項など)をご記入の上、往復はがきまたはメールにて下記までお申し込みください
○ 往復はがきの場合は:〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地
愛知県陶磁美術館 「愛知ノート 常滑をあるく」係
○ メールの場合は:touji@pref.aichi.lg.jp
必ず件名に「愛知ノート 常滑をあるく」係 とご記入をお願いします
締切:2月7日(土)
ワークショップ「土で描く」
講師:味岡伸太郎氏(本展出品作家)
日時:3月1日(日) 午後1時30分~4時30分
会場:当館 陶芸館
定員:高校生以上20名(事前申込制、応募多数の場合は抽選)
参加費:240円
【申込方法】
住所、電話番号、氏名、年齢、その他(特記事項など)をご記入の上、往復はがきまたはメールにて下記までお申し込みください
○ 往復はがきの場合は:〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地
愛知県陶磁美術館 「愛知ノート 土で描く」係
○ メールの場合は:touji@pref.aichi.lg.jp
必ず件名に「愛知ノート 土で描く」係 とご記入をお願いします
※ご応募の方には締切・抽選後、参加の可否をお知らせいたします
締切:2月20日(金)
はじめての陶磁美術館①
聞く:講演会『「東海湖」のルーツをさぐる-陶土(つち)はいつどこで出来たのか-』
講師:糸魚川淳二氏(名古屋大学名誉教授)
日時:1月25日(日) 午後1時30分~3時
会場:本館・地下講堂
*事前申込不要、参加費無料
はじめての陶磁美術館②
知る・味わう:愛知の醸造業「名古屋・神の井酒造」※申込みは締め切りました。
日時: 2月1日(日) 午後1時~3時
場所:神の井酒造(名古屋市緑区大高町高見25)
定員:成人以上25名(事前申込制、先着順、飲酒される方は必ず公共交通機関をご利用ください)
*参加費(保険料実費) *現地集合、現地解散
【申込方法】
住所、電話番号、氏名、年齢、その他(特記事項など)をご記入の上、往復はがきまたはメールにて下記までお申し込みください
○ 往復はがきの場合は:〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地
愛知県陶磁美術館 「愛知ノート 神の井酒造」係
○ メールの場合は:touji@pref.aichi.lg.jp
必ず件名に「愛知ノート 神の井酒造」係 とご記入をお願いします
締切:1月24日(土)
はじめての陶磁美術館③
遊ぶ・聞く「愛知の土の音を聞く」
日時:2月14日(土)(制作:陶芸館)・3月15日(日)(演奏:本館) どちらも午後1時30分から
講師:渡辺泰幸氏(本展出品作家)・永田砂知子氏(演奏家)
定員:20名(事前申込制、両日参加できる方に限る、応募多数の場合は抽選)
参加費:高校生以上240円 中学生以下120円
【申込方法】
住所、電話番号、氏名、年齢、その他(特記事項など)をご記入の上、往復はがきまたはメールにて下記までお申し込みください
○ 往復はがきの場合は:〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地
愛知県陶磁美術館 「愛知ノート 愛知の土の音を聞く」係
○ メールの場合は:touji@pref.aichi.lg.jp
必ず件名に「愛知ノート 愛知の土の音を聞く」係とご記入をお願いします
※ご応募の方には抽選後、参加の可否をお知らせいたします
*3月15日(日)の演奏会はどなたもお聞きいただけます。
はじめての陶磁美術館④
歩く:「瀬戸の採土場にでかけてみよう」
日時:2月22日(日) 午後1時~4時
*午前10時半より当館にて参加者向けの展覧会鑑賞会を行います。よければご参加ください。
集合:本館・展示説明室
定員:中学生以下の子供とその保護者15組30名(事前申込制、先着順)
*参加費(保険料実費)
【申込方法】
住所、電話番号、氏名、年齢、その他(特記事項など)をご記入の上、往復はがきまたはメールにて下記までお申し込みください
○ 往復はがきの場合は:〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地
愛知県陶磁美術館 「愛知ノート 瀬戸の採土場」係
○ メールの場合は:touji@pref.aichi.lg.jp
必ず件名に「愛知ノート 瀬戸の採土場」係 とご記入をお願いします
締切:2月14日(土)
はじめての陶磁美術館⑤
知る・味わう:愛知の醸造業「名古屋・東春酒造」
日時:3月8日(日) 午後1時30分~3時30分
会場:当館「レストランとうじ」
定員:成人以上25名 (事前申込制、先着順、飲酒される方は必ず公共交通機関をご利用ください)
*参加費無料
【申込方法】
住所、電話番号、氏名、年齢、その他(特記事項など)をご記入の上、往復はがきまたはメールにて下記までお申し込みください
○ 往復はがきの場合は:〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地
愛知県陶磁美術館 「愛知ノート 東春酒造」係
○ メールの場合は:touji@pref.aichi.lg.jp
必ず件名に「愛知ノート 東春酒造」係 とご記入をお願いします
締切:2月28日(土)
学芸員による「愛知ノート」入門(展示解説)
1月24日(土)、2月7日(土)、2月21日(土)、3月7日(土)*いずれも午後1時30分から(1時間程度)
*事前申込不要、参加費無料、ただし観覧券が必要
※開始時刻に第1展示室前へお集まりください。
展覧会図録
諸事情により図録の刊行が遅れてしまいましたが、ただいまミュージアムショップにて販売しております。販売が大幅に遅れてしまい、申し訳ありませんでした。
価格:1800円(税込)
出陳作品の図版・解説の他、専門家による論文を収録しています。
愛知は1000年以上も続く日本を代表する陶産地であり、東松の写真は瀬戸がもつ町や人の記憶を見るものにいきいきと想像させる魅力にあふれています。
山田脩二は、現在は淡路島で「カワラマン」として瓦を焼いていますが、かつては日本を代表する写真家として活躍していました。
この写真は、1963年に常滑を訪れた際に撮影した1枚です。高く積まれた土管と壺による「柱」が陶産地としての常滑の日常の風景を彩っています。少女たちも不思議なやきのもの「柱」に気を留めることなく縄跳びを楽しんでいます。
会期 | 2015年1月10日(土)~3月15日(日) |
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会場 | 愛知県陶磁美術館 第1・第2・特別展示室、他 |
開館時間 | 午前9時30分から午後4時30分まで(入館は午後4時まで)
※1月10日(土)は開会式のため、観覧は11時より |
休館日 | 毎週月曜日(但し休日の場合はその直後の平日) |
観覧料 | 一般600円(480円)・高大生500円(400円) 中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金 ※上記観覧料で常設展示も併せてご観覧いただけます。 ※各種割引制度あり。詳しくは下記をご確認ください。 |
割引制度 | 《割引制度》 |
主催 | 愛知県陶磁美術館、中日新聞社 |
後援 | 愛知県教育委員会、愛知高速交通株式会社 |
協力 | とこなめ陶の森 |
助成 | 一般財団法人地域創造 |
問い合わせ先 | 愛知県陶磁美術館 学芸課 〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地 TEL : 0561-84-7474 FAX : 0561-84-4932 担当:大長智広・佐藤一信 |
報道機関の皆様へ | 2014年12月10日(水) 県政・中部芸術文化・瀬戸市政各記者クラブ発表 >>>プレス・リリース資料(2014年12月10日付)のダウンロードはこちら |