阪神・淡路大震災では、建物自体は大丈夫でも、多くの家で家具が転倒、落下し、家具の下敷きになったり、割れたガラスなどでケガをした被害が多数でました。

家具の転倒・落下により、ケガをするだけでなく、倒れた家具により、部屋の出入り口や廊下がふさがれ、避難することが困難になります。日ごろから家具の固定をしたり、配置を考えて地震に備えましょう。

部屋の中の安全対策

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1 タンス・棚

L字金具などで固定しましょう。支え棒を使用する場合は壁側に設置し、床との間に免震ゴムを手前側(壁の反対側)に入れるとよいといわれています。最近では天井との隙間に入れて転倒を防止する箱も売られています。2段重ねのものは上段と下段のつなぎ目を金具で連結して、両開きタイプのものは扉が開かないように止め金具を付けましょう。ガラス面には飛散防止フィルムを。

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2 本棚

すきまがあると危険です。すきまがあるときはブックエンドなどを活用。本がすべり落ちないように、バンドをかけておくといいでしょう。

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3 テレビ

家具の上などには置かず、できるだけ低い位置に固定して置きましょう。
またテレビの上はなるべくものを置かないようにしましょう。

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4 額縁

チェーンや金具でしっかり固定しましょう。
ガラス面には飛散防止フィルムをはるとより安全です。

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5 窓

夜はカーテンを引いて就寝しましょう。
ガラス面には飛散防止フィルムをはるとより安全です。

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6 照明器具

つり下け式の照明器具は、チェーンと金具を使って数箇所止めましょう。
蛍光灯は蛍光管の両端を耐熱性のテープで止めましょう。

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7 暖房器具

ストーブは耐震自動消火装置付きのものを使用しましょう。
周囲に燃えやすい物を置かないようにしましょう。

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8 ピアノ

本体にナイロンテープなどを巻き付け、太めの柱に取り付けた金具に連結し、しっかりと固定しましょう。
脚には専用のすべり止め器具を付けましょう(和室用と洋室用の両方が市販されています)。

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9 冷蔵庫

針金を通して、壁などに固定しましょう。
転倒防止用の専用べルトが別売されているものもあります。

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防災安全局防災危機管理課