尾張旭市尾張旭防災リーダー会は、平成25年度防災貢献団体として表彰を受けました。


−尾張旭防災リーダー会が結成された経緯を教えてください。


 平成17年4月にあいち防災リーダー会尾張旭支部という名称で発足しました。愛知県防災局のあいち防災カレッジ受講者が6人加入していました。当時は市内の校区毎に結成された連合自治会防災会の防災訓練のお手伝いをしていました。活動の内容も充実し、人数も20名になった平成20年に名称を尾張旭防災リーダー会にしました。


−活動されている地域にはどのような特徴がありますか。

 愛知県の北西部に位置する当市は過去、戦前・戦後の被災記録(地震、台風、集中豪雨等)に登場することがほとんどありません。地形的には、名鉄尾張旭駅付近の中央部は沖積平野、森林公園近辺は北部丘陵となっているものの市全域ほぼ平地です。工業団地といえるものはありませんが、近年名古屋経済圏のベッドタウン化が進み住民の流入は多いです。 災害への備えは、市内9校区にそれぞれ自主防災組織(自主防災会)を立ち上げそれぞれの活動計画を持って公・民地道に取り組んでいます。


−尾張旭防災リーダー会にはどのような組織がありますか。

 地域での出前活動を基本に4つの活動班があります。家具転倒防止推進班、AED取扱推進班、地域防災活動支援班そして学校防災班です。


−尾張旭防災リーダー会の主な活動内容を教えてください。

家具転倒防止推進班 
 冷蔵庫、食器戸棚、テレビなど家庭内家具について当会編纂のマニュアル本を使い練習器具による実技の習得をしていただきます。


AED取扱推進班
 尾張旭市の指導員資格を有する当会の女性会員が演習キットを使い現地指導をおこないます。


地域防災活動支援班

 その1は要請がでた災害時要援護者支援活動には一年近くの時間をかけて支援をし、見守っていきます。
 その2はHUG・避難所運営ゲームを当会編纂の尾張旭バージョンにて演習していただきます。

学校防災班
 関係者の皆さんの意見を聞きながら立ちあげ中です。


−活動をするにあたり、課題や問題点はありますか。

 毎年の活動を見てみるとまず出前活動は11月から2月の土・日にかけ集中しています。この期間はマンパワー不足を来しています。ついで使用機材の改良・補充・新規品の採用等費用の増大は抑えがたいです。

−今後、どのような活動を行っていく予定ですか。

 私どもは、まだまだ活動の場は町内会の防災活動こそが意味があると考えます。その為の努力は惜しみません。

→自主防災会の紹介ページへ戻る