武豊町馬場区自主防災会は、平成24年度防災貢献団体として表彰を受けました。


−馬場区自主防災会のこれまでの経緯を教えてください。


 毎年防災会組織は編成され今日に至っていますが、近年の活動は単年度のみの取組みで継続性に乏しい状況です。
 東日本大震災を契機に防災会の在るべき姿を描き、現状とのギャップを分析し、自主防災会再構築案を企画し、継続性に重きを置いて、第一次3か年活動推進計画を策定し、平成24年に新体制で活動を開始しました。


−活動されている地域にはどのような特徴がありますか。

 三河湾海岸に接し、また石川、浅水川の2本の河川が区を横断し、津波のリスクが高い地域で、密集した旧住宅地と区画整理された新興住宅地があります。


−馬場区自主防災会にはどのような組織がありますか。

 基本組織として自主防災会、自主防災委員会、常会防災会があります。また、支援組織として支援専門委員会(4部会:企画、防災技術、避難救援、女性)があり、さらに、顧問や民生委員が7名います。


−馬場区自主防災会の主な活動内容を教えてください。

●防災訓練 
 全区民一斉訓練である総合防災訓練や津波避難訓練等を実施しています。


●防災委員スキル教育
 ・防災リーダー養成講座への参加(3日間)
 ・防災施設見学会
 ・救急救命講習
 ・防災講習会
 ・防災防火機器取扱教育
 ・補充機器検討





●要援護者支援活動

 ・要援護者居住MAPの作成
 ・他地区の活動実態の調査
 ・情報交流会の実施
 ・支援体制構築の基本方針の設計





−活動をするにあたり、課題や問題点はありますか。

・住民の防災意識のマンネリ化の抑止と更なる高揚
・防災委員の支援モチベーション減退の抑止と更な る高揚
・要援護者支援活動における個人情報保護や要援護 者の被援助姿勢
・救援機材の調達財源や保管管理
・民生委員等とのすみわけ等の問題


−今後、どのような活動を行っていく予定ですか。

 常会防災会の自立化に向けた支援の企画や実行、要援護者支援体制の構築を重点的に行っていきたいです。

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