トップページ診療内容 > 診療部門紹介 > がんゲノム医療センター(がんゲノム外来)

がんゲノム医療センター(がんゲノム外来)

概要

 当院は、2019年3月28日より「がんゲノム医療センター」を設置いたしました。
 同センターは、当院においてがんゲノム医療(※1)を提供するために「がん遺伝子パネル検査」を実施する窓口となり、検査によって得られた結果を適切ながん診療につなげる役割を担います。当院は、「がんゲノム医療拠点病院(※2)」として、がんゲノム医療中核拠点病院ならびにがんゲノム医療連携病院と連携し、がんゲノム医療を提供していきます。

※1)「がんゲノム医療」とは

 主にがんの組織を用いて、多数の遺伝子を同時に(「網羅的」といいます)調べ、一人一人の体質や病状に合わせて治療などを行う医療を意味します。
 詳しくは、国立がん研究センターがん情報サービスのホームページ「がんゲノム医療 もっと詳しく知りたい方へ」をご参照ください。

※2)「がんゲノム医療拠点病院」とは

 保険償還されるがん遺伝子パネル検査の医学的解釈を自施設で完結できる病院として、既に指定を受けていた全国11のがんゲノム医療中核拠点病院に加えて、令和元年9月19日に厚生労働大臣より全国で34の医療機関が新たに指定されました。

対象となる方

対象となる方

 患者さんの全身状態、病勢状況、検体の有無などを踏まえ、最終的に検査が可能かどうかを担当医が判断します。
※3)自費診療のがん遺伝子パネル検査に関しては、別途基準がありますので主治医にご相談ください。

がん遺伝子パネル検査に関連する先進医療が始まりました。詳細は先進医療のページをご参照ください。

がんゲノム外来受診の流れ

がんゲノム外来受診の流れ

がんゲノム外来受診の流れ

※4)患者さんからの直接の予約申込みは受け付けておりません。また、「がんゲノム外来」宛ての申込みであっても、当院内で内容を総合的に判断した上で、別の診療科にご案内させて頂く場合があります。
※5)結果説明後の治療は、がんゲノム外来担当医ではなく、現在の主治医とご相談の上行っていきます。

取扱い検査

当院取扱い「がん遺伝子パネル検査」一覧

当院取扱い「がん遺伝子パネル検査」一覧


リキッドバイオプシーについて

リキッドバイオプシーでは、血液中にわずかに存在する、がん細胞由来のDNA(ctDNA)を調べます。

リキッドバイオプシーについて


01 FoundationOne® CDxがんゲノムプロファイル(保険診療)

費用:56万円
※保険診療のため高額療養費が適応されますので、月毎の自己負担額は限度額によって異なります。
※検査会社へ発送後に8万円、結果説明後に48万円費用がかかります。

必要な検体:腫瘍検体
※検体の腫瘍割合、保存状態によっては検査が実施できないことがあります。

解析遺伝子数:324遺伝子

結果までの必要期間:1〜2か月

02 OncoGuideTMNCCオンコパネルシステム(保険診療)

費用:56万円
※保険診療のため高額療養費が適応されますので、月毎の自己負担額は限度額によって異なります。
※検査会社へ発送後に8万円、結果説明後に48万円費用がかかります。

必要な検体:腫瘍検体/血液
※検体の腫瘍割合、保存状態によっては検査が実施できないことがあります。

解析遺伝子数:114遺伝子

結果までの必要期間:1〜2か月

03 FoubdationOne® Liquid CDx がんゲノムプロファイル(保険診療) NEW!

費用:56万円
※保険診療のため高額療養費が適応されますので、月毎の自己負担額は限度額によって異なります。
※採血当日に8万円、結果説明後に48万円の費用がかかります。

必要な検体:血液
※検体の状況によっては検査が実施できないことがあります。

解析遺伝子数:324遺伝子

結果までの必要期間:0.5〜1か月

04 Guardant360®(自費診療)

費用:431,200円(税込)+ がんゲノム外来料33,000円
※自費診療となります。本検査費用のお支払いには、「自由診療保険メディコム」(セコム損害保険株式会社)を利用する事ができます。メディコムにご加入の方は、セコム損害保険株式会社に連絡を入れ、当院でこの検査を受ける事を伝えて下さい。

必要な検体:血液

解析遺伝子数:74遺伝子

結果までの必要期間:0.5〜1か月

05 MSK−IMPACTTM(自費診療)

費用:658,250円(税込)+ がんゲノム外来料33,000円
※自費診療となります。本検査費用のお支払いには、「自由診療保険メディコム」(セコム損害保険株式会社)を利用する事ができます。メディコムにご加入の方は、セコム損害保険株式会社に連絡を入れ、当院でこの検査を受ける事を伝えて下さい。

必要な検体:腫瘍検体/血液(または正常検体)

解析遺伝子数:468遺伝子

結果までの必要期間:1.5〜2.5か月

06 全エクソンシーケンシング解析ver.MH (自費診療)

費用:1,008,940円(税込)+ がんゲノム外来料33,000円
※自費診療となります。本検査費用のお支払いには、「自由診療保険メディコム」(セコム損害保険株式会社)を利用する事ができます。メディコムにご加入の方は、セコム損害保険株式会社に連絡を入れ、当院でこの検査を受ける事を伝えて下さい。

必要な検体:腫瘍検体/血液

解析遺伝子数:約2万遺伝子

結果までの必要期間:1〜1.5か月

がんの全遺伝子を調べる「全エクソン検査」の提供を開始しました!

 新たに2020年10月より、がん組織の約2万種類の遺伝子のほぼ全てを調べることができる最先端の「全エクソン検査」の自費診療での提供を開始しました。がん治療薬には限りがあるため、調べられる遺伝子の種類が増えた分だけ治療法が見つかる可能性が高くなるわけではありませんが、限られた遺伝子だけを調べるパネル検査ではわからなかった治療選択に役立つ情報が得られることが期待されています。

がん遺伝子パネル検査でわかること

  • がん遺伝子パネル検査を実施することで、がん細胞の遺伝子変異が検出され、その変異に対する治療薬や治験・臨床試験の情報を得ることができる可能性があります。一方で、遺伝子に変異が見つからない場合や、変異が見つかっても治療に使用できる薬剤がない場合もあります。
  • 遺伝性腫瘍(生まれつきがんに罹りやすい体質)の遺伝子の変異があることがわかる、または変異がある可能性が示唆されるとの結果がでる場合があります(別途、遺伝カウンセリング(※6)を受けていただく場合があります)。

※6)遺伝カウンセリングは、保険診療もしくは自費診療となります。(詳細は、担当者からご説明します)

知っておいていただきたいこと

  • 検査の途中、検体の品質によって検査ができないことがわかれば中止する場合があります。その場合でも、それぞれの検査によって決められた品質確認のための費用はお支払いいただくことになります。
  • これまでの国内の臨床研究において、遺伝子変異にあう薬剤投与ができた患者さんは約10%とされています(この割合はがんの種類によっても異なります)。
  • 検査結果で、効果が期待できる薬剤が見つかったとしても、それが国内で未承認の薬剤であった場合、治療に係る費用が自費になったり、その薬剤を使用するまでにさらに時間を要したりする場合があります。
  • がん遺伝子パネル検査は、治療効果が期待できる治療薬の情報を提供しますが、あなたへの治療効果を保証するものではありません。
  • それぞれのがん遺伝子パネル検査には、特徴があります。それらの性能やわかることについては、解析遺伝子数で決まっていません。検査を受けられる方にあったパネルを選択いただくことが有用な場合がありますので、わからないことやお聞きになりたいことがあれば、主治医またはがんゲノム外来担当医にお尋ねください。

外部ウェブサイトリンク

がんゲノム情報管理センター(C-CAT)

関連ウェブサイト

関連ウェブサイト

パンフレット
動画「がん遺伝子パネル検査」を検討するにあたって(YouTubeにリンク)

( パンフレット及び動画は、がんゲノム医療中核拠点病院(11施設)の協力のもと、がんゲノム情報管理センター(C-CAT)が作成したものです。)

がんゲノム医療 もっと詳しく知りたい方へ

関連ウェブサイト

国立がんセンターがん情報サービス(一般の方向けサイト)
※がんゲノム医療全般、よく使われる専門用語集など

医療関係者の皆様へ

主治医、病理診断科医師へ:検査の依頼前に以下をご確認ください。

 検査が可能な検体があるか:検査可能な腫瘍検体の要件について、がんゲノムプロファイリング検査に必要な検査材料の提供についてに記載しました。病理医の指示のもと、腫瘍組織の状態に関する要件の全てを満たすFFPEブロックを選択してください。これらを満たさない場合、検体を送付されても当院では検体を受け付けることができません。

以下をご準備ください。(Foundation ONE Liquid CDx がんゲノムプロファイルを選択する場合は、(3)、(5)は不要です。)

(1)診療情報提供書(兼)診療申込書(様式3)
(2)採血・検査結果(CD-ROM)
(3)腫瘍検体(FFPEブロックあるいは未染色標本)
※当院ではFFPEブロックでの組織検体の提出を強く推奨しています。
(4)病理診断報告書
(5)がんゲノムプロファイリング検査に必要な検査材料の提供についてにある送付検体情報(最後のページ)
(6)家系図作成用紙

「がん遺伝子パネル検査」を検討される患者さんやご家族様へ、上記【外部ウェブサイトリンク】をご紹介いただき、事前に閲覧して頂くようお勧めしてください。

がんゲノム外来予約申し込みの手順について

  • (1)を医療連携室(直通)までFAXしてください。
  • 予約日時を決定し、紹介元医療機関へ予約票をFAXで返信いたします。
  • 患者さんからの直接の予約申込みは受け付けておりません。また、「がんゲノム外来」宛ての申込みであっても、内容を総合的に判断した上で、別の診療科にご案内させて頂く場合があります。
  • 当日は、(1)診療情報提供書原本と(2)(3)(4)(5)(6)をご用意いただき、(6)は患者さん自身が作成し(わかる範囲で構いません)、ご持参ください。

愛知県がんセンター医療連携室のご案内

FAX:052−764−9897
月曜日〜金曜日 9:00〜19:00 
土曜日 9:00〜13:00
(祝日、年末年始を除く)

※FAXは24時間稼働しております。

電話:052−764−9892(直通)
http://www.pref.aichi.jp/cancer-center/
〒464−8681 名古屋市千種区鹿子殿1番1号

お問い合わせ

愛知県がんセンター
電話 052-762-6111(代表 → 相談支援センターまで)
電話 052-764-9783(がんゲノム医療センター事務局)

がんゲノム外来担当

           
職種 氏名 担当 時間
医師 衣斐 寛倫 月曜日 13:00-16:00
能澤 一樹 水曜日 13:00-15:30
足立 雄太 金曜日 13:00-16:00
井本 逸勢    
がんゲノム医療コーディネーター(看護師) 山口 真澄   
澤上 智子   
認定遺伝カウンセラー 高磯 伸枝   
福江 美咲   

(2021年9月現在)

令和3年9月

このページのトップへ