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感染症内科部

感染症内科部紹介

 がん患者さんは化学療法、放射線治療、そして侵襲性の高い外科手術などの治療の影響で、細菌やウイルスといった微生物に対する抵抗力が低下しており、感染症を発症しやすい状態にあります。感染症内科部の仕事は、感染症を発症したがん患者さんを早期に発見し、治療し、本来のがん治療に専念できるように支援することです。また、微生物の院内での感染拡大予防も行います。

スタッフ紹介

山本 一仁
山本 一仁
(やまもと かずひと)
部長
(血液・細胞療法部長兼輸血部長兼感染対策部長兼)

患者さんへのことば

がん治療を安全におこなうためには、感染症をはじめとした支持療法を適切におこなうことが重要です。患者さんのみならず、病院全体の感染対策をおこなうことで、安全な治療を提供できるように致します。

資格

日本内科学会認定内科医
日本血液学会認定血液専門医
日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医
日本造血細胞移植学会造血細胞移植認定医
日本輸血・細胞治療学会認定医

伊東 直哉
伊東 直哉
(いとう なおや)
医長
兼感染対策部感染対策室長

患者さんへのことば

専門はがん患者の感染症、一般感染症、輸入感染症です。がん治療が安全に行えるようにお手伝いさせていただきます。

資格

日本感染症学会感染症専門医
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
日本化学療法学会抗菌化学療法認定医
ICD制度協議会 インフェクションコントロールドクター
日本プライマリ・ケア連合学会認定医・認定指導医
日本病院総合診療医学会認定病院総合診療医
Diploma in Tropical Medicine and Hygiene (DTM & H)
日本感染症教育研究会 IDATEN (世話人)
日本循環器学会COVID-19対策特命チーム(アドバイザー)

診療内容

1)感染症コンサルテーション

 感染症内科部では、各診療科から感染症に関する相談を受けた場合に、診療支援を行います。素早く対応し、がん治療が円滑に行えるように発症した感染症の影響を最小限にとどめます。

2)感染対策

 薬剤耐性菌、麻疹・風疹・インフルエンザウィルスなどに患者さんが罹患した場合、周囲に感染を拡大させないように、隔離などの感染対策を的確に指示します。

3)抗菌薬適正使用支援

 血液培養が陽性となった患者さん、および広域抗菌薬を使用中の患者さんに対して、抗菌薬適正使用支援チームとして、カルテおよび微生物検査の結果に基づいて抗菌薬治療支援を行います。必要時は、感染症専門医がベッドサイドに直接伺います。

外来診療

入院診療のみで、外来診療は行っておりません。

診療実績

1)感染症コンサルテーション

2020年4月 20件
2020年5月 14件

2)感染対策

JANIS(院内感染対策サーベイランス)、J-SIPHE(感染対策連携共通プラットフォーム)に参加して、院内のサーベイランス活動(SSI、CRBSI、CLABSI、MRSA、CDI、EBSL、手指衛生遵守率など)を行っています。


臨床指標

血液培養提出数および2セット採取率

血液培養提出数および2セット採取率

血液培養コンタミネーション率
年度 コンタミネーション率
2019年度 1.3%
2019年度(4月〜5月) 1.6%

コンタミネーションの定義:コアグラーゼ陰性ブドウ球菌、Propionibacterium acnes、Micrococcus属、緑色連鎖球菌、Corynebacterium属、Bacillus属陽性例において、同日2セット以上の血液培養が提出された症例における1セットのみ陽性検体数/2セット以上提出検体数の合計


3)抗菌薬適正使用支援

支援件数

2020年4月 103件
2020年5月 68件

業績

感染症関連業績 (2020年)
  1. Itoh N, Hadano Y, Yamamoto Y, Terada N, Kurai H. Infectious disease specialist consultations in a Japanese cancer center: a retrospective review of 776 cases. BMC Health Serv Res. 2020;20(1):500.
  2. Harapan H, Itoh N, Yufika A, et al. Coronavirus disease 2019 (COVID-19): A literature review. J Infect Public Health. 2020;13(5):667‐673.
  3. Yamamoto Y, Itoh N, Sugiyama T, Kurai H. Clinical features of Clostridium bacteremia in cancer patients: A case series review. J Infect Chemother. 2020;26(1):92‐94.
  4. Terada, N, Itoh, N, Kurai, H. Effectiveness of oral antibiotics for treating pyelonephritis caused by extended‐spectrum beta‐lactamase‐producing Enterobacteriaceae : A case series. J Gen Fam Med. 2020; 00:1?7.
  5. Sugimoto T, Mizuno A, Kishi T, Ito N, Matsumoto C, Fukuda M, Kagiyama N, Shibata T, Ohmori T, Oishi S, Fuse J, Kida K, Kawai F, Ishida M, Sanada S, Komuro I, Node K. Coronavirus Disease 2019 (COVID-19) Information for Cardiologists - Systematic Literature Review and Additional Analysis. Circ J. 2020;84(6):1039‐1043.
  6. Harapan Harapan, Abdul M. Setiawan, Amanda Yufika, Samsul Anwar, Sri Wahyuni, Febrivan W. Asrizal, Muhammad R. Sufri, Reza P. Putra, Nanda P. Wijayanti, Salwiyadi Salwiyadi, Razi Maulana, Afriyani Khusna, Ina Nusrina, Muhammad Shidiq, Devi Fitriani, Muharrir Muharrir, Cut A. Husna, Fitria Yusri, Reza Maulana, Naoya Itoh, Mohd Andalas, Abram L. Wagner, Mudatsir Mudatsirl. Physicians' willingness to be vaccinated with a smallpox vaccine to prevent monkeypox viral infection: A cross-sectional study in Indonesia. Clinical Epidemiology and Global Health, 2020.
日本語単行本 (単著・編著)

1) 伊東直哉. 外科感染症診療マニュアル. 日本医事新報社; 2018.
2) 伊東直哉. 感染症内科ただいま診断中. 中外医学社; 2017.
3) 伊東直哉. 静がん感染症治療戦略. 日本医事新報社; 2016.

感染症内科フェロー募集

感染症内科部では感染症フェローの募集を行っています。当院は日本感染症学会の研修認定施設であり(認定年月日は2020年3月1日)、感染症専門医の取得が可能です。応募資格としては、日本内科学会認定内科医取得後(卒後5年目以上)が望ましいです。当院のプログラムは臨床面ではベッドサイドと感染対策、抗菌薬適正使用支援を中心に研修を行い、カンファレンス・ジャーナルクラブ等による系統的な知識の習得や、臨床・感染症対策上の問題解決に取り組みます。特に化学療法中や術後感染症について深く学ぶことができるのが特徴です。ご興味のある方は、n.ito@aichi-cc.jpまでご連絡ください。

令和2年6月改訂

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