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腫瘍免疫応答研究分野

メンバー紹介

籠谷 勇紀
籠谷 勇紀
(かごや ゆうき)
分野長

プロフィール

2007年東京大学医学部卒業。2007-2009年関東労災病院初期臨床研修医、2009-2013年東京大学大学院医学系研究科・内科学専攻博士課程、博士(医学)取得。2013-2014東京大学医学部附属病院血液・腫瘍内科特任研究員、同助教を経て、2014-2018年Princess Margaret Cancer Centre (カナダ・トロント)リサーチ・フェロー。がん免疫療法の基礎研究に従事。2018-2019年東京大学医学部附属病院無菌治療部講師。2019年10月より現職。2020年4月より名古屋大学大学院医学系研究科がん先端診断・治療開発学講座 細胞腫瘍学分野連携教授兼任。

主要研究テーマ

1. キメラ抗原受容体(CAR)、またはT細胞受容体遺伝子を導入した抗腫瘍T細胞による養子免疫療法の改良開発
2. T細胞のメモリー形成・分化、エフェクター機能に関わる分子メカニズムの解明
3. がん細胞とその周囲環境の特性解析

メッセージ

がん免疫療法の研究は、腫瘍細胞側、免疫細胞側、あるいはその相互作用や周囲の環境など、様々な視点から研究を展開できる分野です。また近年のキメラ抗原受容体(CAR)導入T細胞療法の成功に見られるように、独自のアイデアで新しい分子・システムを作り出し、治療効果や安全性を高めるために利用することができるため、医学・生物学だけでなく工学的・数学的なアプローチも重要であると考えます。この点から幅広いバックグラウンドを持つ熱意ある研究者を歓迎しますので、興味がある方はお気軽にご連絡ください。

井上 聡
井上 聡
(いのうえ さとし)
ユニット長

プロフィール

2001年東北大学大学院農学研究科応用生命化学課後期課程、博士(農学)取得。2001-2002年国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構生物系特定産業技術研究支援センター博士研究員、2002-2008年Medical Research Council(英国・レスター)博士研究員、2009-2016年Princess Margaret Cancer Center(カナダ・トロント)博士研究員、2017-2018年東京大学医学系研究科ゲノム医学講座特任助教、2018-2021年国立がん研究センター研究所細胞情報学分野特任研究員。2021年6月より現職。

主要研究テーマ

1. キメラ抗原受容体(CAR)、またはT細胞受容体遺伝子を導入した抗腫瘍T細胞による養子免疫療法の改良開発
2. T細胞のメモリー形成・分化、エフェクター機能に関わる分子メカニズムの解明
3. がん細胞とその周囲環境の特性解析

メッセージ

キメラ抗原受容体(CAR)導入T細胞療法は、がん免疫療法の一つとして脚光を浴びておりますが、治療効果が一部の血液腫瘍に限定され、大半の悪性腫瘍に対する治療効果は認められておりません。また体内におけるCAR-T細胞の長期生存能の欠如など多くの課題が残されており、代表的な抗腫瘍治療法として確立されていないのが現状です。遺伝子レベルでCAR-T細胞を改変することにより、長期生存能や腫瘍細胞傷害活性を亢進させるだけでなく、腫瘍細胞に内在する抵抗性機構を減弱化させるような薬剤と併用することで、多くの悪性腫瘍に対するCAR-Tの治療効果を高めるような治療法の開発を目指します。

吉川 聡明
吉川 聡明
(よしかわ としあき)
研究員

プロフィール

2003年鳥取大学医学部生命科学科卒業。2006年鳥取大学医学部医学系研究科生命科学専攻博士前期課程、修士取得。2006-2007年株式会社VSN勤務。2007年-2020年国立がん研究センター先端医療開発センター免疫療法開発分野、研究員として研究に従事。2011年社会人大学院として鳥取大学大学院医学系研究科生命科学専攻博士後期課程、博士(生命科学)取得。2020年7月より現職。

主要研究テーマ

1. キメラ抗原受容体(CAR)、またはT細胞受容体遺伝子を導入した抗腫瘍T細胞による養子免疫療法の改良開発
2. T細胞のメモリー形成・分化、エフェクター機能に関わる分子メカニズムの解明
3. がん細胞とその周囲環境の特性解析

メッセージ

がん患者の末梢血やがん組織を調べてみますと、多くの患者の体内には、様々な目印をもとにがん細胞を特異的に認識できる細胞傷害性T細胞がすでに存在していることが明らかになっています。それにも関わらず自身の免疫力だけではがんを治せていなく、また、近年の免疫療法のめざましい進歩により一部では有効性も示されていますが、まだまだ多くの課題が残されています。様々な手段で免疫系からの攻撃を逃れ続けるがん細胞に対抗するために、がん細胞を特異的に認識できるT細胞の機能改善を通して、体内で持続的にがん細胞を排除し根治へ導くような治療法の開発を目指しています。

吴 智聞
吴 智聞
(ウー チィウェン)
リサーチレジデント

プロフィール

2013年 上海交通大学医学部卒業。2013-2014年 名古屋大学大学院医学系研究科研究生、2014-2018年 名古屋大学大学院医学系研究科・総合医学専攻博士課程(消化器外科)、博士(医学)取得。2018-2019年 名古屋大学大学院医学系研究科・癌免疫治療研究室客員研究員、2020年4月より現職。

主要研究テーマ

1. がんに対するキメラ抗原受容体導入T細胞療法の改良開発
2. T細胞のメモリー分化・疲弊誘導メカニズムの解明

メッセージ

CAR-T細胞免疫療法はB細胞性腫瘍などに対して有効性の高い治療アプローチで、他のがんに対しても新規治療法として期待されています。私はT細胞のメモリー形成や疲弊誘導に関する基礎的研究を通じて、これらの治療法の改良開発に役立てることを目指しています。


研究所技師

・粕谷 仁美
・榎本 みず穂
・松村 歩

秘書

・北川 あゆみ

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