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死傷事故率が幹線道路の平均値である100件/億台キロの2倍以上の区間を「事故集中区間」と定義して、事故の集中度をみます。
事故集中区間は、集中度に応じて、「イエローゾーン」と「レッドゾーン」に細分化することとします。
この結果、国・県・名古屋市の全幹線道路でみると、「事故集中区間」は、区間長で7.8%、走行台キロで10.0%であるのに対し、死傷事故の46.8%が集中しています。更に、死傷事故率が幹線道路平均の5倍を超える「レッドゾーン区間」は、区間延長で1.5%、走行台キロで1.6%に満たないにも関わらず、死傷事故件数は15.1%と、全体に占める割合は約10倍の集中度となっています。
県管理道路について、同様に分析すると、「事故集中区間」は区間長で6.7%、走行台キロ8.6%に対し、死傷事故件数45.1%、更に「レッドゾーン」では区間長1.3%、走行台キロ1.4%の区間に14.0%の事故が集中しています。
県管理道路を対象に道路形状を交差点と単路に二分して、交通事故の発生状況をしたものが下図になります。
道路形状別事故発生状況は、死傷事故件数で交差点52%、単路48%、死者数で交差点49%、単路51%となっています。ここで、交差点の延長を前後の交差点付近の区間を含め100mとして、延長比を換算すると交差点14%、単路86%で、交差点に事故が集中する傾向にあることがわかります。